金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

xmindを使いながらウクライナ史の勉強を始めました

2022年08月16日 | デジタル・インターネット
遅ればせながらウクライナの歴史を勉強し始めました。
歴史は好きな方ですが、読む本は日本史や中国史に関するものが中心でした。イタリアを中心とする地中海世界については塩野七生さんの本を通じて少しかじっていますが、東欧やロシアについてはまったく知識がなく、関心もそれほどありませんでした。もしロシアによるウクライナ侵略がなければ、勉強しないまま終わったでしょう。
 さてウクライナの歴史を勉強する最大のポイントは1991年のソ連の崩壊による出現した「ウクライナ」のアイデンティティは何か?を知ることでしょう。
 ウクライナの首都キーフを首都とし、10世紀ごろ栄えたキエフ大公国という国がありました。キエフ大公国はモンゴルの侵攻などで衰退し、スラヴの中心は分家筋のモスクワに移ってしまったのです。
 そしてロシア寄りの言い方をすれば、ウクライナの歴史は国がない民族の歴史と言われています。でもこれは本当に正しいのでしょうか?
 ウクライナ寄りの歴史家はモンゴルによりキーフが陥落した後も約1世紀存続したハーリチ・ヴォルイニ公国を「最初のウクライナ国家」だとしています。
 幾つかの本を読み、自分なりに複雑な歴史をひも解き整理し、自分なりの答を見つけてみたいと思います。
 最初の手がかりにしたのが「物語 ウクライナの歴史」(中公新書 黒川祐次著)です。2014年のロシアによるクリミア併合前に書かれた本ですが、ウクライナの歴史を俯瞰する良い本です。
 さてウクライナの歴史には、スキタイやモンゴルなどの騎馬民族からスカンジナビアから勢力を伸ばしてきたヴァリャーク人(ヴァイキング)、トルコなど東西南北の色々な民族、国々が関わってきます。
 歴史の勉強は自分で年表を作りながら進めるのが効果的だと思うのですが、単純な直線的な年表では整理がつきません。複数の地域で起きたことを関連付けて理解し、そこから浮かび上がる「何か」をつかむ必要があるからです。
 そこで私はxmindというマインドマップツールの「ロジック図」を使ってウクライナ史の理解を深めようと考えています。
 まだ始めたばかりなのでうまくいくかどうかは分かりませんが・・・

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ウォーレン・バフェットのトップ・ホールディングスは?

2022年08月16日 | 投資
 昨日マーケットが閉まった後、ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハザウェイ社が発表した第2四半期のトップ・ホールディングスがWSJに出ていた。
 トップ・ホールディングスとはポートフォリオの中で時価総額で大きい銘柄のことだ。
 それによるとトップはアップルで時価総額1,250億ドル。同社ポートフォリオの4割を占める。以下バンクオブアメリカ、コカ・コーラ、シェブロン、アメリカン・エクスプレスと続く。これらの5銘柄は、時価総額でポートフォリオの69%を占める。
 バークシャー・ハザウェイは、第2四半期にアップルを買い増すとともに、エネルギー株をダブル・ダウンした。Double downとは賭けで負けている時倍返しをするというのが、本来の意味だがこの場合、単に買い増しをしたという程度の理解でも良いだろう。エネルギー関連では、同社はオキシデンタル・ペトロリアム株も購入している。同社がエネルギー株を買い増しているのは、バフェット氏のエネルギー価格は高止まりするだろうという見方を反映しているからだ。またバフェット氏は、オキシデンタル・ペトロリアム社の自社株買いなどの政策を賞賛している。
 いずれにせよS&P500が今年9.8%マイナスになっているのに対し、オキシデンタル・ペトロリアムの株価は110%以上値上がりしているからバフェット氏の読みは的中しているということだ。
 バークシャー・ハザウェイの投資内容が発表されてから追いかけるのでは少し遅いと思うが提灯をつける人は多いのではないだろうか?
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