米国株の1月のパフォーマンスは好調だった。S&P500は月間でプラス6.2%、ダウは2.8%だったが、ハイテク銘柄が多いナスダックはプラス11%だった。
米国の相場では「1月はバロメーター」と言われている。1月のパフォーマンスが年間の相場の方向を指し示すという意味だ。
As the S&P 500 goes in January, so goes the yearという言い方も有名だ。
もちろん例外はあるが、この格言を知っている多くの投資家が今年の相場に楽観的な見通しを持ち始めたことは間違いないだろう。
また連銀が重視しているEMployment Cost Index雇用コスト指数が昨年の最終四半期に1%の上昇にとどまり、その前の四半期の1.2%に較べて鈍化していることも連銀が利上げペースを落とすのではないか?という見方を後押ししている。
WSJによるともっとも前のめりになっているのはデリバティブ市場で、既に今年の後半には2回の利下げを見込んでいるという。
そこまで前のめりになるのもいかがか?と思うが、米国株の最悪期は過ぎたと私は考えている。