昨日(2月14日)発表された米国1月のCPIは、前年比6.4%上昇で12月の6.5%より若干低下した。年次ベースではこれで7カ月連続でインフレは鈍化傾向を示したことになる。しかし月次ベースでみると、対前月比0.5%の上昇で12月の0.1%より高かった。
またエコノミストの事前予想(対前年比6.2%、対前月比0.4%)より若干高かったので、ダウは0.46%下落し、S&P500はマイナス1ポイントとほぼ横ばいながら若干下落した。一方ナスダックは0.57%上昇した。
エネルギー・食料を除いたコアCPIは5.6%で12月の5.7%より若干低下した。また最近連銀が注目しているといわれるスーパーコアCPIつまりコアCPIから住宅コストを除いたものは、前年比4%アップし、対前月比では0.2%アップした。
このような状況の中、金利にもっとも敏感な2年物国債の利回りは、前日の4.534%から4.620%に上昇した。
米国の消費者物価は強い雇用市場や住宅市場に押されて低下の速度が鈍っているように見える。
まだまだボラタイルな相場は続くだろう。