「旅は最強の脳トレ」と精神科のお医者さんの間で言われているという話を読みました。曰く、「旅に行こうと思うとわくわくしてドーパミンの分泌が促される。」「ドーパミンが分泌されると脳の働きが良くなる」「ドーパミンだけでなく素敵な景色の写真などを見るとセレトニンも分泌される」ということです。
また旅に出て「初めての経験」をすると、前頭葉が刺激され、活性化されると言われています。
また旅から帰って旅を懐かしむと海馬が刺激されるそうです。海馬が刺激され、神経細胞が増えると認知症の発症を予防するそうです。
昔の人も旅が精神をリフレッシュすることは良く知っていたのですね。
徒然草には「いづくにもあれ、しばし旅立ちたるこそ目醒むる心地すれ」というくだりがあります。「どこでもよい、ちょっと小さな旅をすると、目が覚めるような新鮮が気分になる」「楽しい旅の中では家族への情愛がかきたてられる」と兼好法師は書いています。
以上の話は国内旅行をベースにした話だと思いますが、これが今私が準備している海外トレッキングになるとどのようになるでしょうか?
まず「海外に行く=外国語を話す・日常とは違う習慣の中に暮らす」というレイヤーが「旅レイヤー」の上に乗ります。そして「トレッキング=適度な運動」というレイヤーがその上に乗ってきます。
この中でほぼ異論なく多くの人に認められていることは「適度な運動が健康によく、認知症の予防につながる」ということです。「外国語の学習」が認知症の予防につながるかどうかは、おそらく専門家の間でまだ白黒ついていないのではないでしょうか?
私自身は、異文化の中で日常と違う習慣の中で暮らし、外国語を話すことは良い刺激なり、脳の活性化につながると考えていますがどうでしょうか?
ということで「旅(国内の)が最強の脳トレであるとするならば、おそらく海外トレッキングはその3倍の効果がある」と私は考えていますが、これは家人を説得するためのレトリックにすぎないかもしれません。