金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

大村智先生、おめでとうございます

2015年10月05日 | ライフプランニングファイル

今日(10月5日)夕食時にテレビをつけていたら、テロップが流れたのが、大村智先生のノーベル賞受賞のニュース。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151005/k10010259391000.html

おめでとうございます。

まったくお名前を存じ上げずすみません。

ニュースを見て、先生の発見されたお薬で風土病に苦しむ多くの人が救われたのですね。

それとご経歴が素晴らしいと思いました。山梨県ご出身で地域への貢献も大きいとか。

私も微力ながら山梨県の発展にご協力したいと思っております。

本当におめでとうございます。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中国、経済成長鈍化でも「買い物」は続く?

2015年10月05日 | 金融

今日(10月5日)世銀は中国の経済成長見通しについて今年は7%で、来年は6.7%に減速するという見通しを示した。

世銀は「経済成長鈍化に対して、中国政府は比較的国債依存度が低く、金融システムに対し国が非常に強い力を持っているので、対応する十分な政策的なバッファーを持っている」という見方を示した。

また持続的な構造改革は投資から消費へのリバランスをサポートするという見方を示した。

今年の夏の人民元の切り下げやその後の株価暴落にも関わらず、中国人の日本での買い物の勢いは衰えていないようだ(「爆買い」という表現があるが、好きでないので使わない)。

中国の景気減速や株価急落に引きずられて、日本株も夏以降急落した(多少このところ反発しているが)が、その中で堅調なのは「小売セクター」だ。

日本の小売セクターは過去1年で4割株価が上昇している。小売セクターより株価が上昇しているのは「空運」位だろう。

また過去半年でみても、小売セクターは9%上昇。これは空運(13%上昇)、電気・ガス(10%上昇)に次ぐ上昇率だ。

「中国の株価急落や経済成長の鈍化で日本での買い物ブームに陰りが見えるだろういう見方もあるが、私は結構ブームは持続するのではないか?と考えている。

一つは大きなトレンドだ。大部分の中国人は過去5年の間に彼等の家計は改善し、親たちが経験できなかった高い生活水準を享受していると考えているからだ。国民全体が高い生活水準を目指そうと考える勢いは多少の景気の悪化による影響は受けないだろうと思われる。高い生活水準を「ぜいたく品」と考えると、景気に対する感応度は高いが、「必需品」と考えると感応度は低いはずだ。

今の中国人にとって大きな懸念は「公務員の汚職」「大気汚染」「水資源汚染」「食品や薬品の安全性への懸念」「工業製品の質への懸念」などだ。公務員の汚職問題以外に対する解決策は短期的には日本に来て買い物をすることで得られるだろう。

中国の株式市場暴落で個人投資家が痛手を被ったという話はエピソードとしてはよく聞くが大部分の国民がそれほど株に手を染めていないとすれば、株価下落も日本でのお買い物にそれ程影響はないのかもしれない。

それらの疑問に対する答はまもなく発表される小売業界の決算の中から読み取れるかもしれない。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インターネットファックスはエバーノートと相性が良い

2015年10月04日 | デジタル・インターネット

個人生活では、電子メールを利用することがほとんどでファックスを使うことはまずなくなった。

しかし私が事務局を務める社団法人ではファックスで色々な申込書を受け付けることが多い。

特に来月予定している研究大会の申込書は「ファックス受付」のみにしているので申込書は総てファックスで届く。

そのファックスをペーパーレスで整理する方法をまとめてみた。

その手順は次のとおりだ。

1)ファックス受送信をインターネットファックスにする

2)受信したファックスの転送先をエバーノートにする

3)エバーノートで受信したファックスを「自動ファイリング」で一つの「ノートブック」にまとめる

4)その「ノートブック」内のノート(この場合受信したファックス)を「マージ」機能を使って一つのノートに統合する

5)「統合したノート」をPDFに印刷することでPDF化する

これで受信したファックスをPDFファイルに変えることができる。

もう少し具体的に説明しよう。

まずファックス受信先をエバーノートにする設定だ。

これは私が使っているNTTコミュニケーションズのBizFAXの設定画面だが、「お知らせするメールアドレス」にエバーノートのメールアドレスを登録する。これで受信したファックスは自動的にエバーノートに転送される。エバーノートに転送されたファックスは中身が表示されるので普通のメールで受信するよりも便利だ(普通のメールで受信すると添付ファイルをクリックして開く必要がある)。

エバーノートには「自動ファイリング機能」がある(設定オンにしておく)ので、同じ内容のメールは自動的に同じノートブックに取り込んでくれる。

次にそれらのファイル(この場合は研究大会参加申込書)をパソコンのCtrlキーを押しながらクリックしていくと一塊にすることができる。一塊になったノートの下に現れる「マージ」ボタンを押すと新しいノートが作成される(古い個別のノートはゴミ箱に移動される)

これだけではまだ使い勝手が良くないので、このノートをPDF化する。

PDF化するのは「印刷」の中からPDFソフト(私の場合はFoxit PhantomPDFを使っている)を選び、印刷を実行するとPDFの完成だ。

このPDFを組織の中で共有すると色々な作業がはかどる。

ただし手書き文字を含むファックスをOCR機能を使って検索可能な文字に変えることはうまくいかなかった。

もっと多くの申込書を自動処理するには、入り口の仕掛けから変える必要がある。

サル知恵のような話だが、小規模な組織には役に立つアイディアだと思ったのでご披露した次第。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日は「蔵王権現」とブルーボトルコーヒー

2015年10月03日 | まち歩き

今日(10月3日)はワイフと日本橋の三井記念館で「蔵王権現と修験の秘宝」を見た後、人形町の玉ひでで親子丼を食べ、その後清澄白川のブルーボトルコーヒーによって帰りました。

「蔵王権現」はたまたま招待券が手に入ったので、出かけたのですが、ワイフは「面白くなさそうだから見たくない」と言っていました。

そこでワイフが前から行きたがっていた「玉ひで」とブルーボトルコーヒーをsweetenerとして出かけた次第です。

蔵王権現の「権現」とは仮の姿という意味だそうです。何の仮の姿か?というと釈迦如来(過去仏)・観音(現在仏)・弥勒菩薩(将来仏)がこの世を守るために憤怒の形相で姿を現したそうです。

蔵王権現が祀られている大峰山(山上ケ岳)金峰山寺には、高校生の頃雪の中を登った記憶がありますが、お堂は閉まっていて蔵王権現を拝むことはできませんでした。

ランチの後地下鉄清澄白川駅から少し歩いて、サードウェーブコーヒーの火付け役として有名なブルーボトルコーヒーに行きました。

ブルーボトルコーヒーが清澄白河に店を開いたのは半年ほど前です。初夏に一度行ったのですが、混み過ぎていてその時は断念しました。

今日も少し待ちましたが許容範囲です。

そもそも注文を聞いてからフィルターをよっくり湿らせ、コーヒーの量やお湯を重量計とタイマーを使いながら、丁寧に淹れるので時間がかかります。

座席数は少ないのですが、運よく座ることができました。

ワイフは「蔵王権現とブルーボトルコーヒーの組み合わせって変ね」と言いました。

確かに古くて極めて日本的な修験道の守護神・蔵王権現とアメリカから上陸してきたサードウェーブコーヒーの組み合わせはヘンといえばヘンです。

ただし視点の取り方によっては共通点があります。それは形というかディテールへのこだわりだ、と思います。

サードウェーブコーヒーの原点は日本の喫茶店文化と言われています。日本の喫茶店文化と修験道を結び付けるには、幾つか補助線がいると思いますが、私の直観ではそれはディテールへのこだわり文化だと思っています。

それとこの巨大な焙煎機。

日本の巨大な仏像に共通するところがあるような気がします。

今回の「蔵王権現」展には大き過ぎて勧請されていませんでしたが、金峯山寺には7mの蔵王権現像があります。

繊細と巨大の組み合わせにも、蔵王権現とブルーボトルコーヒーの共通点はありそうです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【イディオム】Claw back 米国雇用統計が悪くても株価が上昇した理由

2015年10月03日 | ライフプランニングファイル

昨日(10月2日)発表された9月の米国の非農業者部門雇用者は142千人にとどまり、市場予想の200千人を大きく下回った。また7月と8月の雇用者はそれぞれ245千人から223千人、173千人から136千人に下方修正された。過去3か月の雇用者数は167千人で前年同期の260千人から大きく後退していることが明らかになった。

このため雇用統計発表後ダウは250ポイント急落したが、午後にはいり原油価格が上昇し、エネルギー・資源株の上昇が市場を牽引して最終的には200.36ポイント(1.23%)上昇した。

1日の中でこれだけ急速に株価が値を戻したとのは過去4年で最高だったとのこと。

ロイターは株価はclaw backしたと書いている。Claw backには「株価が頑張って値を戻す」「政府が還付金として国民に給付した資金を増税で取り戻す」という意味があるが、ここでは当然前者の意味だ。

原油価格が上昇したのは米国の原油掘削所の数が閉鎖により過去5年で最低数になったことにより原油の供給量が引き締まるという観測が流れたことによる。

また雇用者数の鈍化が顕著になったことで、米連銀の金利引上げ見通しが後退したこともプラス要因。

10月のFOMCで金利引上げが行われる可能性は雇用統計発表前の14%から5%に低下。同じく12月の引き上げ予想は44%から27%に低下した。低金利が持続するのであれば、まだ株を買うことができるという判断が働いた。

しかし世界的な景気鈍化は米国の企業収益に影響を与えることは確実だ。来週から第3四半期の決算発表があるが、アナリストは全体として4%程度の減益を予想しているようだ。

決算発表がこの程度の減益に留まる場合は「株価は織り込み済」ということになるかもしれないが、予想を上回る減益の場合はまだ下落する余地は大きいだろう。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする