昨夜は上野の東京文化会館にて息子のピアノリサイタル。お運びいただいた皆様、本当にありがとうございました。
今日はお昼前に都心へ。今回のコンサートのために上京してくれた従姉に会いに出かけたのですが、電車の乗換えで神田駅ホームに立っていた時のこと。
反対側ホームに停まっていた電車の窓際の席に、1歳ぐらいの男の子と3歳ぐらいの女の子がお母さんと一緒に座っていました。2人とも窓に向かって膝立ちしているのでしょう。熱心に外の様子を眺めています。
男の子と目があったので、手を振ってやると、女の子の方が突然、窓ガラスに鼻と口をべちょっとくっつけてブタの鼻をつくって見せてくれたのです。
思わぬことにびっくりすると同時に、その顔の何とも可愛い変てこりんさに笑いださずにはいられませんでした。
やがてこちらのホームにも電車が入ってきたので、それに乗り込み、向かいの電車の窓のすぐそばまで行って、もう一度2人に手を振りました。横にいたお母さんはニコニコと笑っていましたが、娘さんが何をしていたのかは当然知っていたのでしょうね。
それでいて、怒りもしなければ止めもせず、笑って見守っていられるとは。度量の広い、素晴らしいお母さんだと感心しました。きっと立派なやんちゃ娘が育つことでしょう。
しかし、あの子はどこであんなサービスを覚えたのかなあ。自分の顔がどんなふうになるのか、どうやって知ったのかなあ。窓ガラスにくっつけた顔がどうなるのか、自分では見られないのだと思うと、ちょっと不思議。