つつじヶ丘へ行く途中、以前、滑って転んだ道を(今日は転ばずに)歩いていたら、住宅街の中に工芸のお店があることに気づきました。
板張りの床に立派な桐箪笥が据えられ、職人さんが削り直しを行なっている様子。お店の前に立ち止まって、しばらく見物してしまいました。
引き出しにカンナを掛けると、まっさらな木地が姿を現します。たぶん、凄く薄く削るのでしょうね。でないと、引き出しがガタガタになりそう。新品同様の引き出しに直してしまう見事な腕前に感心します。
板張りの床に立派な桐箪笥が据えられ、職人さんが削り直しを行なっている様子。お店の前に立ち止まって、しばらく見物してしまいました。
引き出しにカンナを掛けると、まっさらな木地が姿を現します。たぶん、凄く薄く削るのでしょうね。でないと、引き出しがガタガタになりそう。新品同様の引き出しに直してしまう見事な腕前に感心します。
じっと見てみると、このお店、事務用デスクも厚さ10センチ近くある無垢の板で造ってあったりして、実に贅沢。眺めているだけで豊かな気分になりました。
今度通る時はどんな作業をしているのかな。楽しみになりました。
〈小説推理〉2008年2月号が発売になりました。SFレビューのページで、中村融編『千の脚を持つ男』(創元推理文庫)、小川一水『時砂の王』(ハヤカワ文庫JA)、菅浩江『プリズムの瞳』(東京創元社)、新井素子『ちいさなおはなし』(集英社)を取り上げています。
『千の脚を持つ男』は「怪物ホラー傑作選」という副題つき。怪物ものの持つ「恐ろしさ」「おどろおどろしさ」「バカバカしさ」を、中村さんが実にうまく勘案して選択してあります。同誌でホラーレビューを担当している東雅夫さんも言及していて、その筋の者には堪らないアンソロジー。