惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

走る子

2007-11-19 20:03:46 | 日記・エッセイ・コラム
 散歩の帰途、野川の遊歩道を下流側からさかのぼってくると、前方から「タッタッタッ」と軽やかな足音が近づいてきました。
 小学4年くらいの少女が走っているのでした。ジョギングというよりはマラソンに近い速度。あっという間に脇を駆け抜けてゆきます。

 その姿を見て、先日も同じところを歩いている時、同じ少女を見かけたことを思い出しました。ランニングウェアではないけれど、トレーナーにズボンという軽快な服装も同じでした。前回は、歩いているうちに、もう一度その少女が前から走ってくるのに出会ったのでした。川の両岸にある遊歩道を周回コースに仕立てて、何周かしているのでしょう。

 トレーニングなんだな――そう思ったとたんに熱いものがこみ上げてきました。
 最近、こういうのにとても弱いんです。若い人がひたむきに頑張っているのを見ると、たまらなくなります。マンガの『キャプテン』(ちばあきお)とか『がんばれ元気』(小山ゆう)とか、思い浮かべるだけでジワッとくるほど。

 老化現象なのかなあ。それとも、世の中の変化をつらく思っているからかなあ。
 ともあれ、子どもたちが幸せな毎日を過ごせる世界でありますように。