散歩の帰途、野川の遊歩道を下流側からさかのぼってくると、前方から「タッタッタッ」と軽やかな足音が近づいてきました。
小学4年くらいの少女が走っているのでした。ジョギングというよりはマラソンに近い速度。あっという間に脇を駆け抜けてゆきます。
小学4年くらいの少女が走っているのでした。ジョギングというよりはマラソンに近い速度。あっという間に脇を駆け抜けてゆきます。
その姿を見て、先日も同じところを歩いている時、同じ少女を見かけたことを思い出しました。ランニングウェアではないけれど、トレーナーにズボンという軽快な服装も同じでした。前回は、歩いているうちに、もう一度その少女が前から走ってくるのに出会ったのでした。川の両岸にある遊歩道を周回コースに仕立てて、何周かしているのでしょう。
トレーニングなんだな――そう思ったとたんに熱いものがこみ上げてきました。
最近、こういうのにとても弱いんです。若い人がひたむきに頑張っているのを見ると、たまらなくなります。マンガの『キャプテン』(ちばあきお)とか『がんばれ元気』(小山ゆう)とか、思い浮かべるだけでジワッとくるほど。
老化現象なのかなあ。それとも、世の中の変化をつらく思っているからかなあ。
ともあれ、子どもたちが幸せな毎日を過ごせる世界でありますように。