惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

『探偵小説の父 森下雨村』

2007-11-25 20:58:15 | 本と雑誌
 最近は釣りエッセイの方が有名だったりしますが、森下雨村という作家・編集者がいました。「私家版SF事典」の「森下雨村」の項にも書きましたが、実は私の遠縁にあたる人です。

Usonden  この雨村については、詳しい履歴や仕事の内容などが知られておらず、日本のミステリについて語るには欠かすことのできない人物でありながら、情報はほとんどない状態でした。

 今回、ご子息の森下時男氏が雨村の生涯についての本を上梓なさいました。現在、雨村について知ることのできる唯一の本といえます。
 ミステリファン、研究者だけでなく、明治生れの男が青雲の志を抱いて上京、探偵小説を日本に根付かせながら、突如として田舎に引きこもり釣り三昧の暮らしに没頭するという、波乱に富んだ伝記として、多くの方に楽しんでもらえると思います。

 定価は2310円(税込み)。出版社は文源庫(電話:03-5281-8765)。
 全国の書店でも取り寄せてもらえると思います(取次:日本地図共販/ISBN:978-4-903347-06-6)。1人でも多くの方に読んでいただければ幸いです。


大根収穫祭

2007-11-23 19:51:35 | 園芸
 地元農協の恒例行事。今年も行ってきました。

 大根はよく育って大きい。立派なやつは1本3~4キロ、葉っぱがつくと5キロはありそうです。
 これを一気に引き抜く。

 要領は、まず葉の根元、大根の「首根っこ」のあたりを両手で押さえ、ぐるんぐるんとゆっくり回して土と大根の間にゆとりをもたせます。それから、腰に力を入れ、ぐいっと引く。すると「スポン!」という感じで抜けてくれます。楽しい。
 いくらでもやりたいけれど、1人5本までという制約があるのですぐに終わりました。

 持ち帰った大根は、煮物、切り干し……余ったやつはお裾分けしたり、庭の隅に埋めたり。
 しばらくは大根三昧だぁ!


鼻歌

2007-11-22 21:36:11 | 音楽

 昨日の疲労で、ふくらはぎが少しだけ痛みます。

 今日は昨日に比べてさらに空気が冷たい。
 散歩の途中で高台に登ると、夕映えの空を背景に、富士山や丹沢の山並のシルエットがきれいに浮かんでいます。その先には、遠い伊豆の山々の稜線も見えているみたい。

 さらに視線を左にめぐらすと、南から南南東の方角の地平線にも黒い影が連なっています。もしかして、三浦半島や房総半島まで見えている?! 一瞬、そんなことまで思いましたが、どうやら雲のようです。高さを比べると、残念ながら、そう判断するしかありませんでした。

 その後、暗くなる深大寺周辺を歩きましたが、歩いているうちについつい歌をくちずさんでいました。

 曲目その1は「夜空」。空に月と星が見えてきたからでしょう。演歌ではありますが、私が歌うとフォークソングっぽくなります。平尾昌晃さんのメロディーは、そんなにこぶしをまわさなくても歌えるんですね。

 曲目その2は「みんな夢の中」。高田恭子さんがこの曲をヒットさせたのは私が高校3年の頃ですから、もう40年も前。これまでほとんど思い出しもしなかったのに、つい唇にのっていたのは、人の命のはかなさを考えていたからだと思います。
 「喜びも悲しみもみんな夢の中」という浜口庫之助さんの歌詞は、何のてらいもなく書かれているようでいて、色々な解釈ができることに気がつきました。


高尾山

2007-11-21 20:52:57 | 日記・エッセイ・コラム
 今日は一日、仕事休みにして(昨日、締切がひとつ片付いたので)高尾山へ紅葉狩りに出かけました。我が家から高尾山のふもとにある高尾山口駅まで電車で1時間ほど。すごく近いのです。

 1号路を歩いて山の上まで。路傍のムラサキシキブやミズヒキなどの野草が目を楽しませてくれます。
Momiji0711  山頂付近のモミジは今が盛り。シーズンとあって、ケーブルカーの駅から山頂にかけては大勢の人出で賑わっていました。

 帰りは南の尾根伝いをあるく「稲荷山コース」。途中でみかけたウルシやメグスリノキ(?)の紅葉がきれいでした。
 ずっと下りてきてお稲荷さんがあるあたりにはカエデがたくさんありますが、紅葉はこれから。もう少ししたら見事だろうなと思いました。

 歩数は2万5000歩くらいでしょうか。きついコースではないのですが、普段使わない筋肉を使って、少々疲れました。でも、また行きたい。


個人情報漏洩?

2007-11-20 21:32:53 | 通販・買い物
 某有名書店から「お客様の個人情報を含んだ情報記憶媒体が紛失した可能性について(お詫びとご報告)」という手紙が送られてきました。
 その書店が情報管理を委託している日本有数の電信電話関連会社で磁気テープを紛失した可能性があるとのこと。そしてそれに、私の氏名、住所、電話番号、クレジットカード番号などが記録されていたというのです。

 他人事じゃないんだなあ、ということを実感。
 それにしても「紛失した可能性がある」という回りくどい表現で、誤って廃棄してしまったものなのか、盗まれたものなのか、さっぱり要領を得ません。いったいどういう状況なのやら……。

 その書店を利用したのは『魔術師大全』を執筆する準備をしていた頃のことで、資料の洋書を何冊か取り寄せてもらったのでした。もう7~8年も前なので、カードの期限も切れているし、情報が悪意ある人のもとに行ったとしても実害はないと思われます。が、こういうことは自分としては用心のしようがないし、困ったものだ。