良い花の写真の第一条件は花と目線の高さが合っていることだと思う。花を上から取った写真は花の一番美しい姿を伝えることができない。では高山植物のように背の低い写真を撮るには地面にはいつくばる必要があるかというとそこは良くしたもので、ちゃんと小道具がある。それがアングルファインダーだ。
このアングルファインダーを一眼レフの接眼部に装着して上からのぞきながら背の低い花の写真を撮るのである。因みにオリンパスのアングルファインダーの値段は2.4万円。小さなデジカメなら一つ買うことが出来そうな値段だ。一眼レフはメーカー間の競争激化で随分安くなったが、アングルファインダーの様なアクセサリー類の値段は下がっていない。
オリンパスのE330は一眼レフでは初めて液晶モニターで被写体を見ることが出来るようになった。液晶モニターの角度を変えると背の低い花などもライブで見ることができる訳だ。高山植物の写真を撮るには魅力的なのだが、今持っているE300と余り変わらない性能のカメラに11万円の資金を投下する気持ちになれず、相変わらずアングルファインダーのお世話になっているのである。