金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

ジムの前にマックでコーヒー

2009年03月27日 | うんちく・小ネタ

この冬風邪らしい風邪は引かなかった。その一つの理由はスポーツ・ジムでのランニング量を増やしていたことではないか?と僕は思っている。今年の冬は週に1,2度会社の帰りに駅前のマックで軽食をとり、その後ジムで7,8km走って帰宅することが多かった。

マックではいつも無意識にコーヒーを飲んでいたが、これからは意識的にコーヒーを飲もうと思わせる記事を今日ニューヨーク・タイムズで読んだ。

それはコーヒーの中のカフェインが運動のパフォーマンスを高めるというものだ。カフェインはドーピングに該当しない運動機能強化剤であるというのが、その記事の主旨だ。記事によるとカフェインは筋肉からカルシウムを放出させる効果がある。筋肉の収縮にはカルシウムが必要なので、運動能力が向上するということだ。またカフェインは脳の疲労感覚を緩和する効果もあり、運動の持続に寄与するという話だ。

春になってもマックでコーヒーを飲んでランニングか自転車漕ぎで汗をかいてから帰ろうと思う。運動の結果で健康が維持されるのか運動のために飲み会が減って健康が維持されるのかは分からないがいずれにせよ運動は体に良い。

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小沢が辞めても影響力は続く

2009年03月27日 | 国際・政治

小沢一郎という男は国際的にはまったく有名でなかった。少なくとも今日までは。何故私が小沢は有名でなかったと断言するかというと、少し前に小沢が「日本に駐留する米軍は第七艦隊だけでよい」と発言した時、この話を海外のメディアがどう反応するか調べたことがある。その時「小沢一郎」をインターネットで検索したが、「第七艦隊発言」についてもそれ以外のニュースに関しても小沢一郎の名前はほとんど出てこなかった。

国際的に有名でないことは別に小沢にとって不名誉な話ではあるまい。彼はもともとフィクサーだからだ。だが今週エコノミスト誌が「金権政治は続いていた」というタイトルで小沢一郎の大久保秘書が起訴された事件を掘り下げて報道したので、これから先は少し有名になるだろう。ただし日本の金権政治体質の権化としてだが。

エコノミスト誌は小沢がロッキード事件で倒れた田中角栄の薫陶を受けていたことを紹介し、今回の西松事件は小沢一郎が常に金と権力の中心にいたことを思い出させると述べる。

またエコノミスト誌は「日本では政治家や官僚、そして与党でも公共工事について便宜を与える力を持っている」と述べる。この記事を読む欧米の読者は「日本は治らないなぁ」という思いを強くするだろう。というのはロッキード事件を契機に米国で外国公務員に対する贈賄を禁止する法律が制定され、それがOECDレベルの「外国公務員贈賄防止条約」につながったからだ。ついでにいうと問題の西松建設はタイで公務員に贈賄した嫌疑をかけられている。

今日の日経新聞は、共同通信の世論調査では66%が小沢の辞任を求めていると報じている。エコノミスト誌は世論の高まりを受けて、民主党内からも小沢辞任を求める声が高まり、岡田氏が後任になる可能性が高いことを示唆している。

しかし同誌は小沢が代表を辞任しても、総選挙で勝つためには小沢の自民党とその戦略に対する知識は不可欠なので小沢はフィクサーとして大きな影響力を持ち続けるだろうと予測している。

小沢代表の辞任を求める66%の人は、小沢が引き続き強い影響力を持つ民主党を自民党に替わるクリーンな政党と認めるだろうか?これは大きな疑問だ。

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