金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

金沢の短い旅(2)~武家屋敷~

2010年03月21日 | 旅行記

兼六園の真弓口を出て、香林坊へ歩き、武家屋敷跡を目指した。日差しのない少し寒い日で体が冷えてきた。3時頃になったので、コーヒーを飲もうと思いながら、武家屋敷跡を歩いていると「鏑木商舗」という陶器店兼喫茶店という店に出会った。

コーヒーを飲んでから店内を見る。1000円以下のお土産品から数万円する作家の名前のい入った作品まで数多くの陶器が並んでいる。

Kaburagiya

お店の奥のギャラリーには、古い九谷焼の逸品が飾ってある。

Kunanimeihin

Kutanimeihin2

中々手がこんでいると思うが鑑識眼がないので良し悪しは分からない。折角来たので記念にと思い3千円弱の杯を一つ買う。なお「鏑木商舗」は麻布に分店を出している。http://kaburaki.jp/

鏑木でコーヒーを飲んで外に出たら、明るい春の日差しが武家屋敷跡に注いでいた。

Bukeyashiki2

Bukeyashikicouple

青い空に雪つりが映える。

新聞社の近代的なビルと古い武家屋敷のコントラストが面白い。

Bukeyashikishinkyu

石垣の石の色もよく見るととても個性的できれいだ。

Ishigaki

「野村家」という加賀藩千二百石取の武家屋敷跡を見学する。この武家屋敷には豪商の屋敷の一部などが移築されているので中々見ごたえがあった。庭園も中々良い。

Nomuraya

気に入ったのは石製の手水鉢。細い小さな流れは、奉行職を歴任した当家の繁栄と武家制度の解体による零落を越えて流れ続けている・・・・・

Bukeyasiki

野村家を出た時は午後4時近かったが、なお明るい春の日差しが注いでいた。人通りのない路地奥から二本差のお侍が出てきても違和感のなさそうな金沢・武家屋敷跡であった。

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金沢への短い旅(1)~兼六園~

2010年03月21日 | 旅行記

前からお彼岸には京都に帰郷する予定だったが、ふと金沢に立ち寄ってから京都に向かうことにした。金沢に行くのは二度目三十年振りのこと。東京から金沢には上越新幹線・越後湯沢駅から「ほくほく線」を経由して約4時間で到着。午後1時半金沢駅の手荷物預かり所にキャスターバッグを預けて、タクシーで兼六園に向かった。タクシー料金は1,300円程度。運転士さんに金沢観光のあらましなど聞いている内に「桂坂」入り口に到着。観光地でちょっとタクシーを利用して、運転士さんから観光スポットの話など聞くと参考になるので、私は時々タクシーを使う。

Kenrokuensakuragaoka

桜には早いが青々とした苔の庭はよく手入れされていて綺麗だ。

園内の大きな池・霞ケ池に向かうと「ことじ灯篭」という灯篭がある。

Kotojidourou

その横には雁行橋という橋が浅い流れの上にかかっている。

Gankoubashi

流れの中に入って箒で川底を洗っている数名の人がいた。推測するに川底の石についた苔や藻を洗っているのだろう。

松の根の周りを土を掻き落として、根を際立たせた「根上松」と名前のついた松があった。

Neagarinomatsu

中央部の小高い人造の丘・栄螺(さざえ)山に登ると、霞ケ池の全貌がよく見えた。

Kasumiike

兼六園には幾つか出口があるが、武家屋敷跡に行くため、真弓坂の出口に向かった。真弓坂の手前には瓢(ひさご)池という池があった。

Hisagoike Hisagoike2

瓢池の奥には梅林があり、旬を過ぎた梅の花が残っていた。梅の盛りを過ぎ、桜には早いこの時期見る花はないだけに観光客も少ない。Ume

園内をざっと回ると1時間弱だった。紅葉の季節にでもまた来てみたい趣のある庭園である。

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