10月16日土曜日会社の連中と茅ヶ岳・瑞牆山一泊二日登山に出かけた。あずさ3号で韮崎駅に9時18分に到着した総勢9名はレンタカー2台で深田公園に向かった。深田公園の標高は1,000m、広い駐車場には満杯近い車が停まっていた。10時20分登山開始。深田公園から茅ヶ岳に登るルートは女岩経由のルートと尾根ルートの二つがあるが、登りは女岩ルートを取った。登り始めてしばらくすると赤い実をつけた少し毒々しい草をみつける。名前は今度調べることにして取り敢えず写真を披露。
女岩を過ぎて尾根筋に出てしばらく登ると深田久弥氏終焉の地という石碑に出会う。
石碑の上の空間からは金峰山がよく見えた。深田氏の石碑から頂上は近い。12時40分頂上到着。コースタイムより20分程早く到着した。茅ヶ岳の頂上からは富士山、鳳凰三山から甲斐駒ケ岳につながる南アルプスの稜線、八ヶ岳、金峰山など四方の山を見ることができた。中でも赤岳を盟主とする八ヶ岳連峰の姿は素晴らしい。八ヶ岳が雪化粧をする冬の快晴の日にまたここを訪れたいと思う。(写真は茅ヶ岳頂上からの八ヶ岳)
写真のとおり紅葉は山頂付近では広がっているが、今ひとつ盛り上がりがない。猛暑のせいだろうか?
下りは尾根道から深田公園に下山した。所要時間は1時間半程度だった。
下山後は今夜の泊まり「明野ふれあいの里キャンプ場」にレンタカーを回す。明野ふれあいの里に泊まるのは始めただが、キャンプ場としての設備の行き届き具合は素晴らしい。Sコック長指揮の下4時半頃からバーベキューの準備に入った。
肉にエビ、鮭にホタテと際限のない焼き物とお酒に満腹して気がつくとコテージのベッドで朝を迎えていた。
10月17日日曜日は瑞牆山(2230m)に登る。キャンプ場から30分程車を走らせて、瑞牆山荘前の無料駐車場に到着。この駐車場はかなり広く観光バスが数台停まっていた。深田百名山の一つ瑞牆山の人気は高そうだ。8時45分登山開始。予定より1時間遅れている。昨夜の深酒で皆朝寝坊したのだ(なお明野キャンプ場は午前7時までゲートを閉めているので、6時半にキャンプ場をでるという計画にも無理があった)
富士見平小屋の少し手前、木立の間から瑞牆山の岩峰が見える辺ではきれいに紅葉している楓があった。
瑞牆山に登る道はまさに老若男女が入り交じって登っている。正確にいうと老若とも女性の方が多いようだ。
富士見平から天鳥川に向かう途中、小川山分岐を過ぎた付近から瑞牆山の岩峰群を垣間見ることができる。
天鳥川出会いを過ぎるといよいよ瑞牆山の急登が始まる。写真のようにロープの助けを借りる岩場も数カ所ある。
大ヤスリ岩と名前のついた岩峰の下に到着したのは、11時20分。
ここから頂上までは20分程度だ。頂上到着は11時47分。空は高曇りだが、八ヶ岳や南アルプスの峰々は今日もよく見えた。写真は八ヶ岳の盟主赤岳だ。瑞牆山では若くて華やかないわゆる山ガールが目についた。
東に目をやると秩父の盟主金峰山の雄大な姿が広がる。頂上から今まで登った山々を眺めて回想する一時は楽しい。だが長居はできない。
12時15分過ぎに頂上を辞して瑞牆山荘を目指す。温泉に入ってから4時23分の列車に乗るには、2時半までには瑞牆山荘に戻る必要があるのだ。
瑞牆山荘前の駐車場に戻ったのは2時20分。帰りの温泉は最初ラジウムで有名な増富温泉を目指したが、非常にお混んでいたので、明野で日帰り温泉に入って帰った。ここは明野キャンプ場を利用した人は割引を受けることができる。浴槽から鳳凰三山や甲斐駒ケ岳の勇姿を見ることができる中々良い温泉だった。
かくして我々の紅葉登山はバタバタの中無事終了した。