金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

入間市周辺の武蔵野観音を巡る(下)

2010年10月03日 | まち歩き

高正寺を出て広い通りに戻ると目の前にうどん屋さんがあった。名前は「安仁屋」。

Aniya

正午前なのでここで昼食にした。この辺の駅周辺には食べ物屋がないことがあるので、食べ物屋を見つけたらさっさと入っておくのが賢明というものだ。

ところでこの安仁屋、手打ちうどんの看板を掲げているだけあって、腰の強いうどんを食べさせてくれた。年上の女性の厚化粧には一瞬オカマか?と思った(うどん屋さんなのでお釜とは悪いダジャレだ)が、味はしっかりしている。若い愛想の良い女性(娘さん?)の話によると、「農林61号」という小麦(後で調べたら大体のうどんはこの粉らしいが)を使っているとのこと。少し麺が塩辛い気がしたがまあまあのお店である。

安仁屋から10分程歩くと今日最後のお寺圓照寺に着いた。圓照寺で眼につくのは森の大ききさ、境内地の広さだ。鯉が泳ぎ回る池は立派だ。

Koi

池の上の白い琴線は池の魚を狙う鳥を防御するためのものだ。

圓照寺の若いお坊さんにこの辺の地名を「仏子」といういわれを聞いてみた。

お坊さん曰く「仏子」は当初「武士」と呼ばれていた・・・ということ。インターネットを見ると室町時代戦争で敗れた武士四人がこの地域に住み着き、武四と名乗り、戦死者の霊を弔った。そして武四が仏子になったという説も有力なようだ。

この由来が正しいかどうかは分からないが、仏子駅(西武線では入間市駅と元加治駅の間)周辺に武蔵野三十三観音をまつるお寺が多いことは事実だ。お茶の生産などで人や物の行き交いが多かったのだろうか?

そのあたりのことについてはいつか勉強したいと考えている。

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入間市周辺の武蔵野観音を巡る(上)

2010年10月03日 | まち歩き

10月3日日曜日は曇りから雨の天気予報が外れて、一日晴となった。そこでワイフと武蔵野三十三観音巡りに出かけることにした。今日は入間市を中心に狭山ヶ丘から元加治間の6ケ寺を回ることにした。

最初は狭山ヶ丘の松林寺。ここは夏に猛暑のため途中で断念した先だ。西武線狭山ヶ丘駅から片道2.5kmほどあるので、駅前でレンタサイクルを借りて往復することにした。一台350円なり。車輪は小さく手入れが悪くギイギイいうのに350円は高い気がするが仕方がない。

Rentacycle

松林寺は曹洞宗のお寺だ。

Shourinji

本堂の前に四頭獅子柱頭が飾ってあった。何かいわれがあるのだろうか?

狭山ヶ丘駅から電車に乗って入間市駅に行き、駅北側の蓮華院にお参りした。

蓮華院の塀の外には非常に立派な石灯籠が並んでいた。

Rengein

石灯籠に刻まれた文字を読むと武蔵国 増上寺とありどこそこの大名が寄進したとあったので、朱印を頂いた時にその灯籠がこの寺にある由来を聞いてみた。

ご住職によると増上寺の寺域の一部を西武グループが買収してプリンスホテルを建設する時不要になった灯籠を「運賃寺持ち」で西武園線の有力寺院に譲ったことがありその時蓮華院も貰ったという話だった。

「因縁話」や「たたり」を余り信じる方ではないが、一時飛ぶ鳥を落とす勢いだった西武グループの凋落を見る時、徳川家の墓所や大名の寄進物を粗末に扱った「たたり」ということが言えるかもしれない。少なくとも堤一族の驕りがグループの慢心経営を生み、それが凋落のもととなったのである。

話が脱線したが、入間市駅からはJR青梅線河辺駅を結ぶ路線バスに乗り、桂橋へ行った。ここに龍圓寺と東光寺という真言宗のお寺がある。二つのお寺は緩やかな丘陵の南斜面にある。

丘陵を北に越えると高正寺がある。

Koushouji

ハナミズキの木が少し色付いている。

山門の前に羅漢さんの像が並んでいた。羅漢さんとは修行を積んで悟りに達した高僧のことだが怒ったり笑ったり・・・色々なお姿がある。

Rakan

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