エコノミスト誌のディリーチャートに、日本・フランス・ドイツ・英国・米国・トルコの6カ国について人々が一日の時間をどのように使うか示すグラフが出ていた。(1998-2009年。15歳-64歳)
「お金が貰える仕事及び学業」で一番働くのは日本人で6.3時間働く(および学ぶ)。一番少ないのはドイツ人で3.9時間だ。ただし日本人は家事雑用や子供の世話など「お金が貰えない仕事」では一番働く時間が短く2.5時間だ。お金が貰えない仕事に一番時間を費やすのはトルコ人で3.4時間。
お金が貰える・貰えないに関わらず仕事に費やす時間が一番長いのは、日本人で8.8時間。その次に長いのは米国人で7.8時間だ。一番短いのはドイツ人で7.1時間だ。
食事と睡眠に費やす時間が一番多いのはフランス人で11.1時間。日本人は英国人と並んで一番短く9.8時間だ。
レジャーに費やす時間が一番長いのは米国・英国・トルコが同率1位で3.3時間。日本はフランスと並んで一番短く2.2時間だ。もっともフランスの場合、食事もレジャーだろうから「睡眠・食事・レジャー」を合計で考える必要があるだろう。「睡眠・食事・レジャー」の合計で見た場合、一番長いのはトルコで13.8時間だ。一番短いのは日本で12時間。フランスなど日本以外の国は皆13時間を超えほぼ拮抗している。
「働き過ぎ」が統計に出る日本人。働き過ぎだから睡眠・食事・レジャーの時間が少ないのか?レジャーや食事でゆったりと時間を使うことができないから、仕事に精を出すのか?一枚のチャートはそこまでは語らない。