金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

働き過ぎの日本人・ゆったり暮らすトルコ人

2011年04月20日 | うんちく・小ネタ

エコノミスト誌のディリーチャートに、日本・フランス・ドイツ・英国・米国・トルコの6カ国について人々が一日の時間をどのように使うか示すグラフが出ていた。(1998-2009年。15歳-64歳)

「お金が貰える仕事及び学業」で一番働くのは日本人で6.3時間働く(および学ぶ)。一番少ないのはドイツ人で3.9時間だ。ただし日本人は家事雑用や子供の世話など「お金が貰えない仕事」では一番働く時間が短く2.5時間だ。お金が貰えない仕事に一番時間を費やすのはトルコ人で3.4時間。

お金が貰える・貰えないに関わらず仕事に費やす時間が一番長いのは、日本人で8.8時間。その次に長いのは米国人で7.8時間だ。一番短いのはドイツ人で7.1時間だ。

食事と睡眠に費やす時間が一番多いのはフランス人で11.1時間。日本人は英国人と並んで一番短く9.8時間だ。

レジャーに費やす時間が一番長いのは米国・英国・トルコが同率1位で3.3時間。日本はフランスと並んで一番短く2.2時間だ。もっともフランスの場合、食事もレジャーだろうから「睡眠・食事・レジャー」を合計で考える必要があるだろう。「睡眠・食事・レジャー」の合計で見た場合、一番長いのはトルコで13.8時間だ。一番短いのは日本で12時間。フランスなど日本以外の国は皆13時間を超えほぼ拮抗している。

「働き過ぎ」が統計に出る日本人。働き過ぎだから睡眠・食事・レジャーの時間が少ないのか?レジャーや食事でゆったりと時間を使うことができないから、仕事に精を出すのか?一枚のチャートはそこまでは語らない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

英国王子の披露宴も倹約型?

2011年04月20日 | ニュース

4月29日に予定されている英国のウイリアム王子とケイトの結婚披露宴には、650名のゲストが招待される予定だ。ニューヨーク・タイムズによると、この披露宴で供される食事はコース料理ではなく、立食形式のカナッペだ。これは王室の披露宴としては、例外的に簡素なものらしい。

英国王室の前コック長の話によると、一人15個程度のスモークサーモンやコーニッシュ・パイ(英国のミートパイ)が供される予定だ。

記事によると、立食形式が取られるには幾つかの理由が考えられる。大きな理由はバッキンガム宮殿に650名の着席型の食事を提供する十分な設備がない(150席位なら問題ない)ということだが、経済的苦境が続く英国で豪華な披露宴について国民がどのように感じるかという配慮も働いているということだ。

ロイヤルウエディングの経済効果を期待している英国だが、王室の節約ムードが前にでると期待薄かもしれない・・・と私は考えている。

ウイリアム王子の披露宴はテレビで世界中に放映されるが、立食は格好良いということになって新しい英国スタイルが流行るかもしれない。これは無責任な推測に過ぎないが。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする