今回の台北旅行で僕らが泊まったホテル・金来商旅Royal Biz Taipeiは、有名な繁華街・永康街から歩いて5分程のところにあった。勢い夕食は永康街の店に出かけることが多かった。
4月8日金曜日、到着した日の夜出かけたのが小籠包で有名な鼎泰豊(ディンタイフォン)。日本でも有名な店だ。ホームページ(日本語版もある)で見ると博多にも支店をオープンしたとある。http://www.dintaifung.com.tw/jp/about_a.asp
この鼎泰豊、夜は行列ができるというのでホテルでチェックインした後、フロントから電話で予約して貰った。非英語圏を旅行している時、レストランを予約する場合、僕はホテルのコンシェルジュに美味しいレストランを教えて貰い、ついでに予約をお願いすることが多い。さてホテルでつないで貰った電話の向こうからは「おまなえは?」という日本語が聞こえてきたので「お名前は〇〇です」と返事をする。多少怪しいとはいえ日本語が通じることは旅の始まりとしてはありがたい。
予約した鼎泰豊に7時に行くと店の前には行列が出来ていたが、直ぐに2階に通してくれた。名物の小籠包と前菜その他を食べたがやはり印象に残るのは小籠包。生姜の入った小皿に醤油1:酢3を入れ、それをレンゲに入れその上の小籠包を乗せて食べる。口の中に広がる熱いスープが美味だ。なお鼎泰豊の支払はキャッシュオンリーだった。写真は僕達が食べた小籠包。
翌日4月9日の夕食に出かけたのは、同じ永康街の中の回留(ホェリョウ)だった。この店は鼎泰豊の角を100m程入ったところ永康公園の奥にある。茶芸館+陶器(オーナー手作り)屋という感じの店だ。何故この店に出かけたか?というと、台北に来て二日目で早くも膨満感を感じたからだ。出発前から鼻風邪気味で体調が今ひとつすぐれずコッテリした中華料理に余り魅力を感じないので、オーガニック料理を看板とする回留に足を運んだ次第。ここでワイフともども「野菜パエリア」を頼んだ。日本でパエリアというと炒めたご飯の上に魚介類を炊き込んで作るものが一般的だが、ここのパエリアは魚介類が総て筍などの野菜である。これにサラダとデザート・中国茶がついて一人480元(1,500円弱)だった。
中華料理の殿堂のような街で、低カロリーな精進料理の回留がそこそこ流行っている(行列ができる程ではない)ということは、中華料理の食べ過ぎで胃腸を休めたいと思う人がいるからなのだろう。