金融そして時々山

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北朝鮮、集団指導体制に移行か?

2011年12月21日 | ニュース

昨日(12月20日)のNHKのクローズアップ現代を観ていると、金正日総書記の逝去を悲しむ北朝鮮市民の映像が流れていた。大袈裟な身振りで弔意を示している彼等彼女等を見て「やらせっぽい」と感じた人は多いのではないだろうか?もっとも儒教の国であり、総書記を「父」と思っている国だから総てが「やらせ」と判断するのは危険だが、健康そうな彼等彼女等の様子を見ると少なくとも独裁政権下で恩恵を受けていた連中が悲しみを露にした・・・というところだろうか?

気になるのは日々の食糧も事欠く多くの国民の反応だがそれは簡単には見えない。

さてロイター(英文)は、北朝鮮と中国の事情に詳しいある情報筋からの話として、後継者となった金正恩氏は、権力を義理の叔父である張成沢(金正日の妹の夫)・労働党行政部長や軍部と権力を分けあわねばならないだろうと報じた。この情報筋は2006年の北朝鮮の最初の核実験の前に情報をロイターに伝えたので、同社は信頼性が高いことを示唆している。

またこの情報筋は米国や韓国が挑発しなければ、北朝鮮が近い将来核実験を行なうことはないだろうと報じている。

もし北朝鮮の集団指導体制移行が事実とすれば誰がその振り付けを書いたのだろうか?それは分からないが、今の状態では誰か一人が金正日のような独裁権を握ることができなかったことは事実だろう。ただし三者鼎立という三脚が安定するかどうかを判断するのは早すぎる。

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