金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

DeepLを使った日本語学習法~我流ながら役に立つと思いますよ

2022年06月07日 | うんちく・小ネタ
 今ボランティアで二人の外国人に個別に日本語を教えています。一人はカナダ人で母語は英語、もう一人は台湾人で母語は台湾語。また日本語のレベルも少し違うので同じ方法で教えているという訳ではありません。
 ただ共通して私が力を入れているのは、DeepLを使ってどんどん自分でも勉強してみようということなのです。
 DeepLは世界的に評判の高い人工知能型翻訳アプリで、日本語を英語や中国語に訳す上でGoogleよりも役にたつことは間違いありません。
 DeepLの強みは訳出がしっかりしているだけではありません。音声読み上げがかなりしっかりしているというも強みだと思います。
 例えば頃という漢字は前に来る言葉で「ゴロ」になったり「コロ」になったりします。この頃(このごろ)先頃(さきごろ)は「ゴロ」であり「日本に来た頃」は「コロ」です。我々は無意識にコロとゴロを読み分けていますが、外国人にはどのような理由でコロとゴロが使い分けられるのか判断が難しいようです。ところがDeepLはちゃんと読み分けるのですね。
 私は日本語文法の専門家ではありませんので、何か法則があるのかどうかはしりませんが、実践的に学ぶのであればDeepLの読み上げ機能を使うと良いと思います。
 もちろんDeepLの音声読み上げ機能は我々の英語学習にも活用することができます。日本語から英語に訳したい言葉をDeepLで訳した後、読み上げてもらうことにより、発音やアクセントを学ぶことができます。なおDeepLの音声は英語の方が日本語より自然で流暢な感じがしますが、これは私の耳があまり英語に慣れていないのでDeepLの喋り方を高く評価しているだけかもしれません(笑)。
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株式分割でアマゾンの株価は上昇する?

2022年06月07日 | 投資
 先週金曜日(6月3日)1対20の株式分割を発表したアマゾンの株価は翌営業日(昨日)約2%上昇した。ナスダックが0.4%弱の上昇に留まっていたのでアマゾンの株価上昇は株式分割効果が大きかったと考えてよいだろう。
 問題は株式分割効果がどれ位続くかである。
 USA TODAYによると1980年以降S&P500の中で株式分割した企業は平均すると1年後にS&P500指数を16.3%アウトパフォームしている。S&P500の1年後のパフォーマンスが9.1%だったのに対し株式分割した企業のパフォーマンスは25.4%に達していた。
 株式分割は1株当たりの株価が高くなり過ぎて個人投資家が買い難くなっている株を分割することで買い易くして流動性を高める一種の株価対策だ。
 分割前のアマゾンの株価は2,447ドル(約32万円)だったが、株式分割により122.35ドル(約1.6万円)に下がった。値がさ故に敬遠していた個人投資家もこれでアマゾン株が買い易くなった訳だ。
 もっとも現在の相場ではアマゾンに逆風が吹いている。
 年初来のパフォーマンスはアマゾン株はマイナス26.7%でS&P500の14.1%マイナスよりかなり悪い。政策金利上昇の中でハイテク銘柄は押しなべてパフォーマンスが悪いがマイクロソフトやアップルのマイナス17%に較べてもアマゾンの成績は悪かった。
 さて株式分割を契機にアマゾン株は上昇するか?あるいは少なくとも他のハイテク銘柄をアウトパフォームすることができるか?
 確信はないが、まあ期待してしばらくアマゾン株を持ち続けよう。
 実はグーグル(アルファベット)も来月15日に株式分割を行う予定だ。こちらも注目しておこう。

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