今ボランティアで二人の外国人に個別に日本語を教えています。一人はカナダ人で母語は英語、もう一人は台湾人で母語は台湾語。また日本語のレベルも少し違うので同じ方法で教えているという訳ではありません。
ただ共通して私が力を入れているのは、DeepLを使ってどんどん自分でも勉強してみようということなのです。
DeepLは世界的に評判の高い人工知能型翻訳アプリで、日本語を英語や中国語に訳す上でGoogleよりも役にたつことは間違いありません。
DeepLの強みは訳出がしっかりしているだけではありません。音声読み上げがかなりしっかりしているというも強みだと思います。
例えば頃という漢字は前に来る言葉で「ゴロ」になったり「コロ」になったりします。この頃(このごろ)先頃(さきごろ)は「ゴロ」であり「日本に来た頃」は「コロ」です。我々は無意識にコロとゴロを読み分けていますが、外国人にはどのような理由でコロとゴロが使い分けられるのか判断が難しいようです。ところがDeepLはちゃんと読み分けるのですね。
私は日本語文法の専門家ではありませんので、何か法則があるのかどうかはしりませんが、実践的に学ぶのであればDeepLの読み上げ機能を使うと良いと思います。
もちろんDeepLの音声読み上げ機能は我々の英語学習にも活用することができます。日本語から英語に訳したい言葉をDeepLで訳した後、読み上げてもらうことにより、発音やアクセントを学ぶことができます。なおDeepLの音声は英語の方が日本語より自然で流暢な感じがしますが、これは私の耳があまり英語に慣れていないのでDeepLの喋り方を高く評価しているだけかもしれません(笑)。