YAMAPは自分が歩いた登山ルートの軌跡を記録するGPSアプリです。有料版・無料版がありますが、無料版でも結構活用することができます。私たちの山の会でも利用する人が増えてきました。登山事故特に中高年の登山事故は道迷いによるものが多いということですから、シニア登山者にとってはお守りのようなものかもしれませんね。
私は利用していないのですが、YAMAPの活動日誌にスマートフォンで撮影した写真を張り付けていくのも素早く登山記録をまとめる方法でしょうね。
このようにして作成された登山記録をメンバーで共有することが一般化すると世の中に数多ある山の会の活動方法も大きく変わっていくでしょう。
さて今日のテーマは「YAMAPのデータ(歩いた軌跡データ)をGoogleマップに取り込む」という話です。なぜYAMAPの軌跡データをGoogleマップに取り込むのか?というと「Googleマップが持っている豊富なGISデータを活用して旅の思い出を深める」ということと「YAMAPに別々に記録された数日に跨る軌跡データをまとめる」ということがあります。またGoogle Earthを起動して3G地図で軌跡を辿るという楽しみ方もあります。
なおGoogleマップには「タイムライン」という機能があり、移動軌跡のログLogを記録しています。ただ記録の正確性ではYAMAPのロガー機能に劣るのでYAMAPの軌跡データを活用する方が良いと思います。
ではどのようにすればYAMAPのデータをGoogleマップに取り込めるのでしょうか?
私の場合はパソコンでYAMAPを立ち上げログインします。
次にダウンロードしたい活動記録を選び、GPXダウンロードをクリックします。GPXはGPSデータファイルの形式の一つです。GPXはGoogleマップに読み込むことができます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/55/731e1f43f19c3618692bea685bd5c171.jpg)
次にダウンロードしたファイルに名前を付けて保存しておきます。
次にGoogleマップの「マイプレイス」から「マイマップ」を開きます。
そして新しいレイヤにインポートをクリックし、保存したGPXファイルと読み込みます。これで完成です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/ef/1d531aed24929d5c1a6b54203b6eca56.jpg)
完成したマイマップは色々な方法で遊ぶことができます。
まず「マーカー」機能を使って撮影した写真を撮影場所にリンクし説明を加えることができます。またGoogleマップ上の名所・レストランなどホームページを持っているところの名称をクリックするURLを見ることができます。
説明は省略しますが、同じ作業を繰り返すとYAMAP上の複数のデータを一枚のGoogleマップにまとめることができます。
先週の日曜日に鎌倉を歩いたのですが、暑さで集中力が続かず、随分割愛した名所・旧跡がありました。Googleマップを見ながら「次はここに寄ってみよう」などと次のプランを考える上でも役に立つと思います。