デスクトップPCとタブレット、スマートフォンを併用する場合、強力な助っ人になるのがエバーノート。PCで作成した資料を外出先でタブレットやスマートフォン経由で簡単に操作することができる。今週末は20名ほどの団体で尾瀬沼から尾瀬ヶ原を歩く予定なのだが、こういう場合の会計作業もエバーノートを活用すると便利だ。自宅ではPC上でエクセルを使い、収支計算表を作っておき、これをエバーノートに載せておく。旅先では必要に応じてエクセル上の数値を変更することで簡単に収支計算を完結することができる。PC上のアプリケーションで作成したワード、エクセルなどは簡単な操作でエバーノートに送ることができるが、エバーノートには新たに作成したり、変更を加えたファイルを自動的に吸い上げる機能がある。それが「インポートフォルダ」という機能だ。
エバーノートの「ツール」の中の「インポートフォルダ」をクリックして、保存したいファイルが入るフォルダを指定しておくと、ファイルが自動的にエバーノートに転送されていくから大変便利だ。
便利過ぎるツールだが、問題が一つある。それはエバーノートには1ヶ月の転送量に上限があり(プレミアムという有料サビースで1ヶ月1ギガである)、頻繁に大量のデータを送っていると上限に達する可能性があるということだ(容量アップには追加料金がかかる)。今すぐ上限をヒットすることはないと思うが、一部のフォルダをインポートフォルダから外して手作業で処理することにした。
もう一つ私がエバーノートをよく利用しているのが、NPO関連で届くメールの整理だ。NPO関連のメールは特定のアドレスに入ってくるので、そのメールをエバーノートに自動転送するように設定してある。こうしておくと、数日自宅をあけることがあっても、外出先で簡単に読むことができるし、後から検索することも簡単だ。
このようにエバーノートという便利なツール。無料版もあるが、機能を使いこなすには、有料版を使う必要がある。有料版は月450円または年4,000円である。ノートを買うことを思うと安いのだが、私が秘かに恐れていることは、エバーノート依存症になってしまうことである。エバーノートの便利さに慣れて足抜け出来なくなったところで、急に値上げをされたら大変だなぁ、と秘かに警戒しているのである。