選挙結果を眺めていて、自民党の当選者数が毎日新聞は「291」、朝日新聞は「290」となっているのに首を傾げました。なぜ?
じっくり見てみると、福岡1区の井上貴博氏を、毎日は自民党、朝日は無所属としてカウントしているんですね。
同区は自民陣営が分裂し、立候補した2人がともに公認を得られなかった。
で、昨夜、当選が確実になった時点で、自民党は井上氏を、13日にさかのぼって公認したという。なんじゃ、こりゃ。
その結果、毎日は自民候補とし、朝日は無所属のままとした。ま、いずれにせよ、自民党の議員になることに違いありません。
ところで、与党の議員数は解散前も解散後も同じ326。自民が4減し、公明が4増したのでプラマイゼロ。
だったら、選挙なんかやることなかったじゃないの、と言いたくなります。ま、全体の定数が5減したので、割合は少し増えたのではありますが。
与党が圧倒的多数のままなので、安倍政治を信任したことになるのでしょう。でも、自公の数の変化を見ると、自民党が突っ走ろうとするのに対し、ブレーキをかける公明党に期待が高まっているとも読めます。国民全体を視野に入れた政治であって欲しいものです。