惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

剪定チップ

2014-10-21 21:18:40 | 園芸

 午後、予約してあった市のチッパー車がやって来ました。

 

 チッパー車は剪定した庭木の枝をチップ化してくれる「働く車」で、市がゴミ減量化の一環として導入しています。とても優れた取り組み。
 我が家で剪定した枝を、庭先で粉砕し、できたチップをそのまま渡してくれます。

 

 写真は作業中のチッパー車。すでに枝は車の中に呑み込んでしまっていて、中でガシガシと噛み砕く感じで粉砕しています。

 しゃがんだ人の上にある四角いパネル部分を後ろに倒し、その上に剪定枝を載せて中に押し込みます。
 出来たチップは車の下に置いてあるコンテナに吐き出されます。
 直径30センチほどの束が10ばかりありましたが、15分で粉砕、後片付けまで終わりました。

 

 出来たチップはふんわり盛って100リットルぐらいでしょうか。庭の隅で堆肥にし、来年のトマト作りに使います。

 

 このサービスで得られるチップが良いのは、材料がわかっていること(なにせ、自分で出すのですから)。

 剪定チップは堆肥に有用で、有機農法をやっている人はわざわざ購入して使っていたりします。
 が、針葉樹の枝葉が混じると、よくないんですよね。腐りにくく、しかも、植物や土中の微生物を阻害する物質を含んでいたりします。実は、一昨年、それを知らずにカイヅカイブキのチップを堆肥に使い、野菜の育ちが悪くて困惑したものでした。
 ですから、去年からカイヅカイブキの剪定枝はチッパー車を頼まず、別に処理しています。広葉樹ばかりのチップだと、トマトの育ちがちがいます。

 

 これで夏に茂った庭が、ずいぶんスッキリしました。堆肥の出来上がる来年が楽しみです。


退場

2014-10-20 20:40:21 | 日記・エッセイ・コラム

 夕方、ラジオをつけたら、中川安奈さんがしゃべっていました。NHK・FM「映画音楽ワールドツアー」という番組の再放送です。
 「ロビン・ウィリアムズ作品集」と題して、彼の主演作品でかかった音楽を流しながら、中川さんが映画の内容について、愛情をこめ、丁寧に語る。

 

 なんだか不思議な気分。
 3日前に亡くなった人が、2か月前に亡くなった人について語っている。映画のスクリーンやラジオの電波ではまだ活躍している人が、今はもうこの世にいない。退場した後も、舞台にはその人の姿がある。
 姿というよりは、面影。それも、心にとても親しい面影。

 

 だいぶ慣れてきたとはいえ、人はこうしてこの世を去ってゆくのだなあと、あらためて感じました。いなくなったことよりも、存在していたことの方が、奇跡的に思えます。現世は、幻の劇場。そこにある姿を愛おしみたい。


井戸水

2014-10-19 20:39:41 | 食・レシピ

 我が家から歩いて5分ほど、野川を少しさかのぼったところに「深大にぎわいの里」という商業施設があります。以前は「武蔵野市場」と呼ばれる青果市場があった大きな建物で、今も地元の直産野菜、食品卸しの店、飲食店などが集まっています。

 

 そこの庭というか、駐車場の一画というか、野外の端っこに経営・管理者さんが井戸を掘り、地下66メートルの水脈から水を汲み上げて一般に提供してくれています(深の水:午前9時~午後6時)。

 

 2年ぐらい前からのサービスだったと思いますが、これまでは散歩の途中でちょっと喉をうるおすぐらいにしか利用していませんでした。
 が、1週間ほど前、つい思い立ってペットボトルに汲んできて、家でコーヒーを淹れるのに使ってみたのです。

 

 味が違うのです。
 これまでの「東京水」(水道水です)が妙に尖った味に感じられるような優しい味が、口の中全体に沁みわたってきます。これはこれは、と思いました。
 以来、お茶やコーヒーに使わせてもらっています。ミネラルウォーターを買う習慣はなく、ずっと水道水で十分と思っていたのに、こんなことになるとは。

 

 今日も、夕方、散歩がてら行ってもらってきました。三ツ木さん(経営者さんです)、ありがとう!


続・冬支度

2014-10-18 20:39:35 | 園芸

 今日の最低気温は 9.2℃(隣町アメダス)。ちょうど日の出の時刻(午前5時50分)でした。

 

 それでもまだ朝顔は花をつけているのです。

 

 しかし、いつまでも咲かせているわけにもいかないので、思い切って、今日、刈り払ってしまいました。
 ゴーヤやフウセンカヅラで作った緑のカーテンも同時に片付け、西日除けにはびこらせてあったヤマノイモの蔓も処分。家のまわりはすっきりしました。

 

 その後、太陽の軌道が低くなったせいで日当たりが悪くなった庭から、白菜のコンテナを2階のベランダに移動。緑のカーテンの鉢を置いてあった場所に置きました。
 菜園の冬支度もこれでだいぶ進んだかな。
 まだ球根の植え付けや、スナップエンドウの種蒔きが残ってますが……。

 

 一方、冷え込むようになったとはいえ、日中はモンシロチョウが飛んできて、白菜の葉っぱにせっせと卵を産みつけているんですよねぇ。困るなあ。
 見つけた卵はピンセットで取ってますが、取り残しはあって、青虫が葉を齧ってます。夜は夜で、ヨトウムシが出てくるし。
 戦いは、季節に関係なく続きます。


冬支度

2014-10-17 21:05:19 | 日曜大工

 山茶花が咲き始め、ピラカンサの実が赤く色づいてきました。
 冬が近づいています。

 

 台所の床は夏の間、樹脂製のシートを剥き出しにして使っていました。暑いとひんやりして気持ちいいのですが、寒くなると具合が悪い。
 ということで、秋から春にかけては、細長いカーペットをシンクからコンロの前あたりに敷くようにしています。

 

 この春まで使っていたカーペットはサイズの都合で、敷いたり、外したりする時にちょっと手間がかかりました。リフォームの時、リビングダイニングに敷いたカーペットの端切れを貰っていたので、今度はそれをカットして使うことに。
 定規を当てて、裏側からカッターで切ります。この時、力を入れて一度に切ろうとしないで、軽く、何度も刃を滑らせると良いみたい。まっすぐ、きれいに切れます。
 切った断面は、裏地の麻の部分に木工用ボンドを塗ってほつれを防ぎます。

 

 これで思い通りの形の敷物ができました。リビングやダンニングと同じ柄なので、見た目もスマート(自画自賛 ^^;)。
 これで料理もますます美味しく出来ますように――と、お願いしておきます(誰に?)。