マスコミによると、5月15日早朝IMF専務理事で、次期フランス大統領選挙に野党社会党から立候補すると見られていたストロスカーン氏が、ケネディ空港から離陸直前の飛行機内でニューヨーク警察に逮捕された。
容疑はニューヨーク警察のスポークスマンによると「前日土曜日の午後のストロスカーン氏による32歳のホテルメイドへの性的暴行容疑」。このことについてはストロスカーン氏側は「無罪を主張するだろう」(同氏の弁護士コメント)し、日本語の情報もあるので深入りはしない。
ニューヨーク・タイムズ紙は3年前にIMF内で起きたストロスカーン氏と部下の女性の情事について紹介していた。この出来事を思い出した人はストロスカーン氏は女好きなんだなぁという印象を持つだろう。3年前の出来事については、それがストロスカーン氏が職権を利用したセクハラであったかどうか?その後早期退職して民間金融機関に移った相手方女性に圧力がかかったか?あるいは割増退職金が支払われたか?等が調査され、それについては「シロ」の判断がでている。
この件でストロスカーン氏はIMFの職員、妻、相手方女性に対し、(法的に悪いことはしていないけれど)「お粗末な判断をした」と誤り、彼の妻はone night standということで大目に見るというコメントをブログに出していた。
One night standとは「一夜限りの興行」という意味だが、俗語として「一晩だけの関係」という意味を持つ。IMF内の部下との情事は「お粗末な判断」で許されたが、ニューヨーク警察の容疑が事実だとすると、今回はone night standでは済まないだろう。