私が事務局を務めているある社団法人でホームページを更新するため、CMS(コンテンツマネジメントシステム)を導入した。これまでHP運営管理会社にその都度依頼していたコンテンツのアップロードを事務局で簡単に行えるようにした。
導入費用は約30万円で、これまで運営会社に払っていた毎月の管理費が削減するので費用面では4-5年でペイオフする計算だ。ITに詳しい人であれば、もっと導入作業を安く済ますことができるはずだが、これまでのリレーションや今後のヘルプ期待もあり、比較的言い値でお支払した次第。CMSソフト自体はオープンソースなので、無料でダウンロードすることは可能なのだが・・・・
導入したCSMソフトはWordpressでリリース時にA440ページほどの「ホームページ更新マニュアル」が送られてきた。まあ、英語部分が多いと言われているWordpressのマニュアルを日本語化し、一部当社社団法人のHPをコピーして、カスタマイズ風にしたようだ。
一般にユーザがCMSを導入する目的は「コスト削減」と「迅速なコンテンツの更新」だと思うが、当社団法人の場合、コスト削減メリットは上記のようにそれほど大きくないと思う。むしろ運営会社に気兼ねなく(時々掲載したコンテンツの修正をお願いする時など「悪いことしたなぁ」という気がすることがあった)、コンテンツを迅速に更新することにメリットがあるのではないか?と考えている。
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ソフトウエアの進歩はそれまで「プロ任せ」「業者任せ」だった作業をユーザ側で簡単に行うことを可能にしている。業者さんは導入時に収益を上げることが可能だが、その後のフローの収入はなくなる。中々厳しい世界なのだろう。
Wordprfessは体系的に勉強するのが面倒くさくて、必要が生じるごろにトライエンドエラーで使っているがほとんど問題はない。こんなことならHPを立ち上げる時からCMSを使っていたら、コストセーブができたのに、と思っている。知恵は常に後からでるものである。