昨日で終わった3月。コロナウイルスのために荒れに荒れた株式市場だが、ビッグネームの中で堅調なパフォーマンスを示した銘柄がある。
それはアマゾンとマイクロソフトだ。Factsetによるとアマゾンの株価は過去3カ月の間に5.4%上昇し、マイクロソフトの株価は0.00006%上昇した。アップルが13.4%、グーグルの親会社アルファベットが13.3%値を下げる中で健闘した。
アマゾンが株価を上げた理由は分かりやすい。コロナウイルス感染防止のために手先消毒薬などの通販が拡大したためだ。
またテレワークが拡大する中で、チャットのSlackやビデオ会議システムのZOOMの利用者が急増している。SlackやZOOMはアマゾンのクラウドサーバAWSを利用しているから、コロナはアマゾンに追い風になった。
同様にマイクロソフトのクラウドサーバビジネスにも追い風が吹いた。一方ウインドウズを含むPCビジネスは需要は多いもののサプライチェーンの混乱から出荷が遅れ、売上高は予想を下回ると先月同社は発表している。
コロナウイルスにより世界の人口の4割33億人が自宅待機を強いられている。彼らの頼みはオンラインだ。ビジネスをするにせよ時間つぶしをするにせよだ。
このことはハイテク企業に極めて大きなビジネスチャンスをもたらす。アマゾン、マイクロソフトのみならずアルファベットやアップルにも伸びしろはありそうだと私は考えている。