金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

世界的には蚊帳の外、日本のコロナ感染者数

2020年04月02日 | ニュース

コロナ感染者数に関するニュースでは日本は完全に世界の蚊帳の外だ。

CNBCによると全世界で感染者数は85万人を超え、死亡者数は4万2千人を超える。

感染者数が一番多いのは米国で19万人に近い。しかし当局は「報告されている数字は真実を感染者数を下回っている可能性が高い」と報告している。

下のグラフはCNBCに載っていた米国の感染者数のグラフだが、注目するべきは「黄色い線」つまり累積患者数が伸び続けている点でまだピークが見えないことだ。

一方コロナウイルスが発生したと信じられている中国(武漢の鮮魚市場が感染源と言われている)では

感染者数の減少が顕著になりつつある。CNBCによると中国は少しずつ国内の移動制限を緩和させる方向にある。4月8日には武漢の制限を緩和すると報じられている。

CNBCはまったく日本について言及していない。

日本の感染者数は二桁位少ないのである(下のグラフは東洋経済オンラインから引用)。

どうして日本の感染者が少ないのか?ということについてインターネットの意見を拾ってみると次のようなものが多かった。

1)日本には握手の習慣がなく、Social distancing(社会的距離)が保たれている。

2)手洗い・うがいの習慣が徹底している、マスクをする習慣があるなど衛生観念が徹底している。

3)PCR検査実施数が少ないので、感染者が実態より少なく報告されている。

もっとも1)については反論もあるだろう。日本の通勤通学電車の混み具合を見ると社会的距離など数センチも確保されていない(最近は時差出勤などでかなり緩和されているが)。

2)については事実だが、マスクの習慣を除いて欧米先進国でも衛生観念は高いはずだ。3)については大いに可能性がある。つまり何らかの方法で検査数が増えると感染者数は急拡大する可能性はある。

だがほとんど見かけない意見だけれど私は「ひょっとすると日本人の遺伝子がこのウイルスに強い特性を持っている可能性があるのではないか?」とチラッと考えている(根拠はないがそう考えないと感染者数が少ない理由を説明するのが難しいから)。

これは日本人が病気全般に強いことを意味しない。例えば日本人は遺伝的に欧米人よりも糖尿病に掛かりやすいという。

しかし医学的疫学的に根拠のない話は止めるにこしたことはない。

1)不要不急の外出は抑制する

2)外出した時は手洗い・うがいを徹底する

3)栄養価の高い食事を取り、適度の運動を行い、十分睡眠を取る

といった当たり前の健康維持策を淡々と行う以外に我々ができるコロナ対策はない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする