金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

コロナ騒動でアプリ組み合わせの勉強も悪くない?

2020年04月20日 | デジタル・インターネット

コロナ騒動で外出自粛で在宅勤務、おまけに雨が降って散歩もままならずとなると気分が滅入りますよね。でも在宅でPCを前にして色々工夫を重ねるのも頭の体操になって悪くはありません。

最近ちょっと勉強してみようと思っているのが、GIS地理情報システムです。本格的に仕事でGISを使うのであればArcGISを使うと良いのでしょうが、ライセンスが高い上、それなりの勉強が必要です。

そこで無料でかつ手軽にエクセルなどで持っているデータを地図上のデータに変換する時役に立つのが、Google Mapの中のマイマップ機能です。

これを使うと「自分が訪ねたお城や社寺仏閣を地図上にプロットできる」「プロット内に参詣した日時を残すことができる」といった趣味の世界を広げることができます。

また業務上でも使い道は豊富です。例えば従業員の氏名・住所・携帯電話番号などを地図上にプロットすることができます。この地図とハザードマップを重ねて地図を作っておくと災害時の危機管理に役立ちます。

今回は従業員の住所情報に会社からの直線距離(円)を重ねることにしました。これはコロナ対策で在宅勤務を推進する場合、会社から遠い人を優先したいので選別するための基礎資料です。

ところが作業に入るとGISの素人には簡単に行きません。なぜならGoogle Mapに同心円を描く機能がないからです。そこで無料で同心円を描くことができるGISソフトがないか?探してみました。そうすると総務省統計局が運営しているJSTAT MAPというソフトに同心円機能があることが分かり、これを使って同心円を描いてみました。

ところが2つの地図をまとめるとなるとこれまた簡単には行きません。なぜならGoogle MapはKMLという言語を使い、総務省はSHP(シェープ)という言語を使っているからです。これを揃えなければいけない。ただしこちらはこれらの言語に関して全く知識がありません。色々調べていくとGoogle Earth(3次元地図)のプロ(ただし無料)にSHPファイルを読み込み、KMLファイルで保存することができる機能があることが分かりました。

ということでようやく完成したのが下の地図です。どれほど実際の役に立つものかはわかりませんが、「できてよかった」という自己満足感はありますね。コロナも逆手にとると勉強のチャンスではありますね。

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