金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

暖かくなるとコロナウイルスは弱くなる?

2020年04月14日 | ニュース

コロナウイルス感染拡大予防策で外出自粛が続いている。不便さを我慢している根拠の一つに「暖かくなるとウイルスの感染力が低下するのではないか?」という期待があることは間違いない。

期待を持っているのは我々医学の素人だけではなく、専門家も気温とウイルス感染拡大速度には大いに関心を持って研究を進めている。

まず寒い国と暖かい国のコロナウイルスの感染状況をグラフで見てみよう。

青色が寒い国で黄色が暖かい国の感染者数の大きさを示している。〇の下の数字は1百万人当たりの感染者数だ。例えば米国の感染者は百万人当たり1697.79人でインドネシアは14.2人ということを示してる。

下のグラフを見る限り、日本・韓国という例外はあるものの、寒い国ではコロナウイルスの感染者が多く暖かい国では感染者が少ないということが言えそうな気がしてくる。

コロナウイルスが熱に弱いということは学術的にもいえることだ。何故なら大雑把にいうとコロナウイルスは熱に弱い脂肪とたんぱく質に包まれていて温度が高くなると変形してしまうからだ。

香港大学の調査グループによると4.4℃という低温でコロナウイルスは安定し、22℃で保存すると時間とともに劣化した。従って高温の下ではドアノブをつかむことによるような感染は鈍化するといえる。

この話はWSJのWill warmer temperatures bring a coronavirus reprieve? it is complicatedから引用しているのだが、記事によると専門家は慎重なもので「寒い国の方が暖かい国より多くのウイルス感染テストを行っているので感染者数が多くなる傾向がある」として、暖かくなるとコロナウイルスの感染力が弱くなるという楽観的な見方に警鐘を鳴らしている。

とはいえインフルエンザウイルスが寒くて乾燥した冬季に蔓延し、暖かくなり湿度も高くなると鎮静化する傾向にあるのは事実(必ずしも原因が明確になっている訳ではないそうだが)。

よってコロナウイルスも暖かくなると勢いが弱まるのではないか?と私は期待を持って自粛を続けているのである。

ところで外出自粛要請を受けて、近所の日帰り温泉も緊急事態宣言を受けて休業してしまった。コロナウイルスが熱に弱いならば熱い風呂に入るのは感染予防に繋がると思うのだが・・・・

愚痴をいっても始まらないから、入浴剤を買って自宅で温泉ムードの長風呂を楽しもうと考えている。

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これから在宅勤務ツールを入れるならSlackが一番

2020年04月14日 | デジタル・インターネット

安倍首相はオフィス勤務者の7割減を要請していますが、通勤電車を見ると中々在宅勤務は進まないようですね。コロナ騒動の前からテレワークの準備を進めてきた会社では在宅勤務はそれほど大変ではないでしょうが、IT基盤が整っていない会社では何から手を付けたらよいか迷われるかもしれません。

そこで私が一番推奨したいのがチャットアプリのSlackです。Slackはチャット(おしゃべり)アプリですが、ビデオ電話・ファイル共有等テレワークを推進する上で必要な部品が一通り揃っています。このようなツールは他にもあるのですが、私がSlackを勧めるのは次の点からです。

  • 無料版がかなり充実している。同様のアプリでは有料版のお試し版として期間限定でサービスを無料提供しているところはありますが、Slackほど無料版が充実しているところは少ないと思います。
  • すぐ始められる。Slackは極端にいうとアカウントを開くとすぐ使うことができます。ビデオ電話を掛けたいと思うとすぐかけることができます。ハードウエアやややこしいライセンス契約はありません。このすぐ始められるということは緊急時にはとても大切なことです。
  • 日本語の説明が充実している。Slackは米国発のアプリですが、日本のユーザーも多く日本語の説明は充実しています。Slackの魅力は第三者が提供する様々なアプリ(スケジュール管理など)と連携して機能を拡張するところにあります。ただ第三者の提供するアプリの説明は英語オンリーのものが多いので、英語に抵抗感のある方は使いこなせません。ただしこれらのアプリを使わなくてもSlackを使う上で問題はありません。
  • 小さな単位で始めることができる。システムというと全社的な導入を考えらえる方も多いと思いますが、Slackは部門単位など少人数で始めることができます。コロナ騒動の中でこれから何か始める!という会社や組織は小さな単位から始めた方が早いです。
  • システムの安定性が高い。インターネット上のアプリは接続面などで安定性に欠ける傾向がありますが、Slackは比較的安定性が高いといわれています。ただしアクセスが急増する場合など接続面で不安定になる可能性はあると考えておいた方が良いと思います(私の短い経験では問題はありませんが)

ということでもしテレワークツールが在宅勤務のネックになっているのであれば、Slackを検討されてはいかがでしょうか?

 

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