金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

明日にも緊急事態宣言予定だが、株価は急反発

2020年04月06日 | 投資

明日(4月7日)にも政府は緊急事態宣言を発出する予定だ。予定では東京・千葉・神奈川・埼玉・大阪が対象地域になる。なお対象地域に兵庫県を加えるかどうかは検討中の模様だ。

明日(4月7日)にも政府は緊急事態宣言を発出する予定だ。予定では東京・千葉・神奈川・埼玉・大阪が対象地域になる。なお対象地域に兵庫県を加えるかどうかは検討中の模様だ。

政府の緊急事態宣言を受けて、都道府県知事が緊急事態を発出し、外出抑制依頼を行う予定だ。これを受けて企業は交代勤務や在宅勤務を増やして出勤者の数を減らす見込みだ。これにより経済活動は一層鈍化する見込みだが、今日の株価は急反発している。日経平均は756.11円(4.24%)上昇した。

もっとも日本株の動きは日本の事情だけで動いているのではない。いやむしろ同時性の高い米国株先物市場をにらみながら動いている可能性は高い。

その米国株先物は804ポイント3.84%上昇した。これはスペイン、イタリア、ニューヨークなどでコロナウイルスによる死亡率が鈍化したことをロックダウン(都市封鎖)効果の現れとして評価したことによるようだ。日本の緊急事態宣言は法的なロックダウン効果はないとはいえ、かなり影響力があるので市場は日本政府の動きを評価したともいえる。中国でウイルス感染がピークアウトしてから約2ヵ月でロックアウト解除の見通しが立ってきたようだ。

明けない夜はない。一灯をささげて暗夜を行く。暗夜を憂うなかれ。ただ一灯を頼め。佐藤一斎、である。

 

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