金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

長雨や水風呂寒し夏のジム

2021年08月15日 | うんちく・小ネタ
 コロナウイルス禍で遠出がままならない夏の数少ない楽しみが、スポーツクラブで運動をして汗をかいた後クラブの水風呂に入ることです。
 ところがここ数日の雨続きで気温が下がり、水風呂を少し寒く感じるようになりました。
 暑い日は水風呂に入る人が多いので、少し待つこともあるのですが、今日は空いていました。
 
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気候変動活発化の中で排出権ETFパフォーマンス上昇

2021年08月15日 | 投資
 お盆の最中に日本列島に前線が長く伸びて各地で大雨が続いています。全国高校野球選手権大会も3日続けての順延でこれは46年振りのことということです。
 大量の雨をもたらしている最大の原因は地球温暖化により大気中の水蒸気量が増えていることによると考えてよいでしょう。
 気候変動はの影響は現実のものとなり、簡単には元に戻せないようです。
 しかし真剣に地球温暖化ガスの削減に取り組まないと近い将来もっと深刻な影響がでることに各国政府や経済団体も懸念を高め、カーボンニュートラルに向けて動き始めています。
 そんな中Barron'sに「1年前にローンチされた欧米の主要排出権先物取引を組み込んだETFの価格が堅調に伸びている」という趣旨の記事を眼にしました。
 ETFの名前はKraneShare Global Carbon ETFティッカーはKRBNです。
 上のグラフはこの排出権ETFとダウの過去1年間の価格を較べたものですが、排出権の方がパフォーマンスが高くなっています。
 もっとも排出権価格と一般の株価の間の相関関係は低いと言われています。
 Cap and Tradeと呼ばれる排出権取引は企業が排出できる二酸化炭素量の上限値を決めておいて、それを上回る炭素量を排出する企業は下回っている企業からその分を購入する仕組みです。Barron'sの記事によると現在の排出権の価格はトン当たり37ドルですが、もし世界中の国が2050年にカーボンニュートラルを目指すことに合意するなら、価格は2030年には147ドルに達するだろうとOECDは推測しています。
 排出権の削減は多くの企業にとって研究開発費や設備投資の増加を生み、株価の重しになる可能性が高いと考えらえます。一方排出権価格は上昇しますから排出権ETFは一般の株式のヘッジになると考えられています。
 ただざっと調べたところ現在日本のネット証券会社でこのETFを買えるところはないようでした。海外の証券会社を使うと購入することはできますが、手間とそれなりのリスク(例えば相続時に手間がかかるなど)があるのでそこまでやるつもりはありません。
 第一気候変動や排出権について不勉強ですからもっと勉強したいと考えています(間違っていたらごめんなさい)。ある程度勉強している間に日本の証券会社でも取り扱えるようになるかもしれませんね(笑)。
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