金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

コロナの一つの問題はアウトプットする機会が減ったこと

2021年08月02日 | うんちく・小ネタ
 連日コロナウイルス感染者の拡大が報じられています。
 政府や自治体は「おうちでオリンピックを観戦してください」というのですが、若者を中心に外出する人の数は中々減りません。
 問題はどこにあるのでしょうか?
 その一つは「人間にはアウトプットを好む本性がある」ことだと私は考えています。このアウトプットというのは表現・発表という意味です。
 人は色々なことを勉強したり、調べたり、練習したりします。
 これはインプットです。これらのインプットは大部分の場合「誰かに何かを伝えたい」というアウトプットを目的にしていると思います。
 私はあまり歌いませんが、カラオケ好きの人は自宅で練習してカラオケスナックで歌を披露しています。自分で歌っているだけでは楽しくない。聴いてもらって拍手が欲しいという欲求があるのだと思います。
 メダルを獲得した喜びを仲間やより多くの人と共感したい気持ち。
 フェイスブックで「いいね!」を押してもらいたいという欲求。
 ブログでアクセスが増えると嬉しくなる気持ち。
 自分の企画が会社で採用された時の喜び。
 これらは皆何かをアウトプットしたいという人間の本性に基づいています。
 人間にはアウトプットしたいという欲求があったから社会が発展してきたのだと思います。
 そのアウトプット欲求が満たされないことに多くの人の不満が溜まっているのです。
 政治家の人は良いですよ。好き勝手な発言をしてアウトプット欲求を満たしているのですから。でもそれに振り回されている方は欲求不満が溜まりますよね。
 コロナで閉塞した時代、如何にしてアウトプット欲求に応えるか?ということが課題だと思います。テレビでオリンピックを観ているだけですと私は欲求不満が溜まるとおもいました。
コメント
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