金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

ゴアのパンツ再調達

2007年01月09日 | 

11月に立山で滑落した時オーバーパンツが堅雪と氷でボロボロになってしまったので、4,5年振りにゴアテックスのオーバーパンツを瑞穂の好日山荘で購入した。メーカーは色々あるのだが、次の二つの点から今回もモンベル製品にした。

  • 他のメーカーより安い
  • 中年男性向けのサイズがある

特に我々にとっては2番目が大切だ。海外メーカーのものはお腹に少し脂肪がつき、その割には足が短い中年クライマーにはサイズが合わないのである。その点モンベルは日本人中年向けサイズのオーバーパンツを作っているのでうれしい。

パンツ丈 縮んで知る 中年の登山熱 (字余り 北の旅人)

ところで今回の滑落で分かったのだが、山スキーで使うオーバーパンツにはサスペンダーが付いている方が良い。転倒した時雪が入らないからだ。(ただしサスペンダーはパンツに作りつけのものより着脱型の方が良い。この方がお尻を出す時簡単なのだ。)長年冬山を登っているが経験して初めて分かることがある。山の世界の奥は深い。

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米国経済の予想

2007年01月09日 | 金融

最近私のブログにトラックバックが増えているが、余りブログの内容に関係ないものやブログで私が主張していることと正反対の内容も多く時々削除している。私の主張と正反対の内容というのは「投資で簡単に大儲けが出来ます」という類のものである。私がブログを通じて読者諸氏(みなさん)に伝えたいことは投資とは不確実性に賭ける行為であり、絶対に儲かるとか簡単に儲かるということはありえないということである。このことはエコノミスト達の予想がどれ程当たらないものか?ということを見ると良く分かる。

最近のウオール・ストリート・ジャーナルに米国のエコノミスト達による2007年の経済予想が出ていたが、その中で2006年の予想(エコノミストの平均)と実績が出ていたのでざっと見てみよう。予想・実績とも2006年第一四半期から第三四半期に関するものである。

GDP 予想3.3% 実績3.4%、CPI 予想3.1% 実績2.0%、失業率 予想4.7% 実績 4.5%、 3ヶ月T-Bill利回り 予想5.21% 実績5.01%、10年国債利回り 予想5.24% 実績 4.71%、 ドル・円為替レート 予想110円 実績 119円、 ユーロ・ドル為替レート 予想 1.28ドル 実績 1.32ドル 

ということでドル円為替や10年国債利回り等は中々予想し難いことが分かる。

ということを踏まえてエコノミスト達による今年の予想の平均値をざっと見ておこう。GDPについてはQ1 2.2%、Q2 2.4%、Q3 2.7%、Q4 2.9%と後半に回復する予想だ。CPIについては5月末が1.7%、11月末が2.4%である。長期金利は6月末が4.67%、12月末が少し上昇して4.83%である。ドル・円為替レートは6月末が114円、12月末が112円と少し円高を見込んでいる。

ところでエコノミスト達が2007年の米国経済に対する最大のリスクは何か?という質問の対して答は次のとおりだ。

住宅 29%、金融危機 20%、エネルギー価格の高騰 9%、インフレーション 9%、保護主義の台頭 7%、連銀の金融政策 5%、その他20%

さて第一位に上げられた住宅問題であるが、「住宅価格の下落が経済に与える最悪のインパクトは過ぎたか?」という質問に対する答は「過ぎた」が57%でまだ「過ぎていない」が43%である。かように市場の対する見方は分かれるものである。

従って「簡単に大儲けが出来る方法などない」ということが良く分かるのである。

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アクセス4万件を越える

2007年01月08日 | うんちく・小ネタ

今日私のブログのアクセス件数が4万件を越えた。少しづづでも読んでくれる人が広がることはうれしいし、新鮮なものを書こうというプレッシャーにもなる。また美しい写真をもっと飾りたいと思うが中々難しい。私の目指す写真は詩情のある風景写真である。中でも何かを語る山の写真を撮りたいと思う。それには山単体ではなく花や鳥との組み合わせが必要だ。下の写真は荒川河畔に乱舞するオナガガモと両神山を撮ったものだが、修正技術を使って河畔にいた人物を消してしまった。

Kamorannbu

何時の日か人がいない冬の晴れた日に乱舞するカモ(本当は白鳥が良い)と両神山をきれいに写真に収めたいと思うがそうなると寒い冬の朝に何度かここに足を運ぶことになるだろう。写真とは恋愛など人生の他の美しい出会いと同じく大変時間のかかる楽しみである。安易な修正などはホンモノのイメージを助ける程度にしか使ってはいけない。とはいえ便利な道具があるものだ。

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両国の休日

2007年01月08日 | まち歩き

成人の日、天気が良いのでワイフと両国の江戸東京博物館に『特別展 江戸城』を見に行くことにした。江戸文化歴史検定の合格証とともに無料入場券1枚が送られてきたのでこれを活用することにした。活用するといえばレストランチェーン・ダイナックの株主優待券を利用して新宿3丁目のパパミラノで昼食を取った。パスタ+サラダ+ピザ(食べ放題)+ドリンクバーのセット。パスタはペペロンチーノを選択、ピザはクリスピーで中々良い。これで880円はかなりお徳な気がした。一消費者としては有難いがダイナックの株主としては「もう一寸チャージしても良いんじゃないの」という気もした。

さて江戸東京博物館。

Edojyou041

休日の午後なのでとっても混んでいる。65歳以上が一般の半額720円となっていることもあってかお年寄りの入場も多い。65歳以上を半額にすることに反対ではないが、このクラスの方は平日に来ることも可能なはずなので、平日に限り65歳以上を半額ということではどうなのだろうか?

さて「江戸城」展であるが、思った程の感動は受けなかった。手紙など文章の出展が多く美術工芸品の出展が少なかったからかもしれない。徳川時代の雰囲気が伝わるということでは名古屋の徳川美術館の常設展の方が良いだろう。

だがこの日の両国の楽しみは別のところにあった。それは国技館で初場所が行われていてお相撲さんの出入りが見物できたからだ。

P1082969

「のぼり」の上に櫓(やぐら)が見え、その上から二本の腕が出ている。「これは何だろう」と思っていたが、帰宅してインターネットで調べると「出しっ幣」と呼ばれ、「天下泰平と五穀豊穣、場所中の晴天などを祈るものである」ということがGooのサイトで分った。サイトはこちら。http://sumo.goo.ne.jp/ozumo_joho_kyoku/shiru/kiso_chishiki/kiso_yougo.html インターネットは便利すぎる。

さて国技館の前でタクシーや車で到着するお相撲さんを待っていると把瑠都関が徒歩で到着した。私は把瑠都関を前から見ることが出来なかったがワイフは正面から見たとのこと。私は彼の後姿を写真に収めるのみだったがさすがに大きい。

Baruto

大相撲の世界は番付が総ての世界なので、把瑠都関クラスになるとタクシーで来てもよさそうなのにどうして歩いてきたのだろうか?そういえば幕下クラスの人で自転車で来て江戸東京博物館の駐輪場に駐輪している人がいた。年功序列の好きな日本人だが現役の相撲取りの世界は別格で実力主義の世界だ。もっとも相撲の世界の良いところは現役を引退すると高位のお相撲さんでも協会の下積みの仕事をするところである。OBになると一から出直しという訳だ。会社員の中には現役時代多少出世したことを何時までも引きずって偉そうにしている者がいるが、お相撲さんの世界を見習うべきであろう。椿油の香が鼻をくすぐる両国の町でふとそんなことを思った。

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荒川でコハクチョウを見る

2007年01月07日 | まち歩き

1月7日日曜日は昨日と打って変って快晴である。久しぶりに車を飛ばして荒川中流にコハクチョウを見に行った。場所は関越自動車道花園インターから荒川右岸(因み右岸・左岸とは上流から下流に向かって右左をいう)を少し熊谷市に向かったところだ。鹿島古墳の直ぐ近くである。情報を提供している深谷市のホームページはこちら。http://www.city.fukaya.saitama.jp/syoukousinkou/hakucyou.html

自宅を午前8時に出て約1時間半でサイトに到着。20台分位の無料駐車場があった。駐車場から荒川河岸まで5分程歩くとコハクチョウとオナガガモが荒川で泳いでいた。

Onagatobu

オナガガモはせわしなく飛ぶがコハクチョウは飛ばないでじっとしていた。今日飛来しているコハクチョウは72羽(と岸辺の黒板に書いてあった)で、カモ類はその数知れず。

Hakucho1

今日はオリンパスのズイコーデジタル 50-200mm 1:2.8-3.5とテレコンバーターを使い最大640mm(銀塩カメラ換算)の望遠レンズと三脚を使ったのでしっかりした写真が撮れた。また荒川の青い水の色を捉えたいので偏光フィルターを使った。

Onagatudou

オナガガモは岸辺の砂の間に落ちている餌を盛んに食べているが時々家族?で話をしている?様子がほほえましい。ところが市役所の人が餌をやる時間(10時と3時)になると、凄まじい勢いで餌に群がってきた。

Sattou

餌が少ない自然界でもこのようなことが起きるのだろうか?それとも人間がやるパン屑等の餌が美味しいのでこのように殺到するのだろうか?

荒川河畔から日本百名山にも入っている名峰両神山が良く見えた。両神山をバックに飛ぶコハクチョウを撮りたいと思って寒い中しばらく待ってみたがコハクチョウは飛ぶ気配がないのでカモの写真で我慢した。

Yamatokamo

この写真はカモと両神山が上手く入っているが白鳥見物の人達が入っているので記録の意味はあっても詩情はない。次の写真は人物は入っていないがカモの飛び方が低すぎる。

Ryougamisan2

中々これぞという写真はとれないものだ。帰り道にプードルを連れたおじさんに出会った。このプードルは後ろ足でちゃんと立つことができた。とっても可愛いので写真を取らせてもたった。なお犬の首輪は修正ツールで削除している。

Pudol

遠くまで出かけてコハクチョウより犬の方が可愛らしくては何か割が合わない気もするがやはりよくなれた犬は可愛い。

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