金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

新座に雪は積もらず

2008年01月24日 | まち歩き

昨日(1月23日)今シーズン初めて雪が降った。「新座の平林寺の雪景色が見られるかも・・」と思い今朝車で出かけたが、昨日の雪は残っていなかった。「寒くなったなぁ」と思っても暖冬なのだ。地球温暖化が進むと、平林寺の雪景色なども思い出と写真の中の話になってしまうかもしれない。

近くの西堀公園の雑木林に立ち寄ると四十雀(シジュウカラ)が盛んに飛び回っていた。この一帯は野火止用水の雰囲気を残す良い場所だ。雪景色が撮れなかったことは残念だったが私はしばらくクヌギの林を彷徨いながら四十雀をレンズで追ってみた。

Shijyuugara3

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利回りでドコモを拾ってみた

2008年01月23日 | 株式

昨日(1月22日)連銀が異例のタイミングで金利を0.75%引き下げた。
異例というのは月末のFOMC(連邦公開市場委員会)ミーティングを待たずに金利を下げたからだ。
これは2001年9月以来のことだ。更に連銀は必要ならば月末のFOMCミーティングでも追加利下げを行う姿勢を示している。

このニュースに東京株式市場は素直に反応して3日振りに上昇した。とはいうものの日中GLOBEX(シカゴ先物取引システム)が軟調に推移すると失速し、堅調なインド株式市場を見て元気付くなど全く主体性がない。

ところで株式相場の急落が良いところがあるとすれば、買い損ねていた銘柄を安い値段で買うことができることだ。今回は2ヶ月ほど前から注目していたドコモを打診買いをした。ドコモ株を買う狙いは3.1%という配当利回りの良さだ。
配当利回りだけならもっと高い銘柄はあるが、信用リスクなどを考えると手を出しにくい。

ドコモについてはこんな計算をしてみた。
一つは3.1%の配当を計算に入れて投資リターンが5年でゼロになる株価。これは購入価格の84.5%だ。つまり株価が15.5%下落しても損得はチャラ(税金・手数料は考慮せず)ということになる。内部収益率という複利利回りでしたが、そんな難しいことを考えなくても配当利回り×5年=15.5%と計算してもほとんどかわりはない。
 次に株価の下落する確率と上昇する確率が等しいとして5年後に株価が15.5%上昇すると仮定し、投資利回りを計算してみると利回りは5.8%強だ。(ドコモ株が上下15%の範囲で上下するなどという保証はどこにもないが何となくこんなレンジに入りそうである)
ドコモの配当で携帯電話料金を賄いながら、私の期待利回りを大幅に上回る株価上昇があれば売却する・・・ なんて調子の良いことを考えている。

去年からの日本株下落でこれから生涯の携帯電話代位の含み損が発生しているにもかかわらず、調子の良いことを考えるものである。個人投資家とは懲りないものだ我ながら感心している次第だ。

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ハンチングを買った

2008年01月21日 | うんちく・小ネタ

この冬ハンチング帽が欲しくなり、時々スーパーなどを覗いていた気に入ったものがなかった。ほとんどハンチング帽のことを忘れかけていたが、今日偶々武蔵村山のイオンモールの中のMaozi http://www.maozi.jp/という店でジャケットの色に合うハンチング帽が4割引で売られていたので買ってしまった。四割引で44百円。高いと見るか安いと見るか、さあどちらだろうか?

Boshi

ハンチング帽をかぶって寒い冬の日でもどんどん歩くと健康になり安い買い物かもしれない。

ところでお店の人に店の名前の由来を聞くと中国語で帽子という意味とのこと。道理で私のハンチング帽の裏側にも中国製のラベルが張ってある訳だ。中国製と考えると少し高い買い物だったのだろうか?

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米国の住宅市場が低迷する本当の理由

2008年01月20日 | 国際・政治

米国の住宅市場が低迷している。多くのマスコミはその理由をサブプライムローンの破綻に主な原因を求めているが、正鵠を得ていない可能性がある。本当の理由はベビーブーマーの高齢化により、住宅の売り手が買い手を上回り需給が長期的に悪化した結果、住宅価格の下落が始まり、サブプライムローン問題が拡大したという側面がある。

エコノミスト誌はサザンカリフォルニア大学のMyer氏とRyu氏の研究を紹介して「米国は一世代続いた住宅バブルの終わりに備えるべきである」と警告を発している。同レポートによると78百万人のベビーブーマーが退職するので住宅市場は劇的に変化すると主張している。

30年間にわたってベビーブーマー世代は住宅価格を押し上げてきた。彼等は結婚し身を固めるとより大きな家とセカンドハウスを購入した。しかし彼等の第一陣が2011年に65歳を迎えるとこの流れは変わるだろう。

退職世代と現役世代の比率は向こう20年間で67%拡大するので、若い世代は退職世代が売りに出す住宅を総て買うことが出来るのか?ということが問題だ。レポートの著者のNter氏は売り圧力が延々と続く買い手市場になると示唆している。価格が下がることを認識した若年層は買い控えるので、益々住宅価格が下落する可能性がある。

米国の地域毎に影響の出方は異なっている。退職者が多く住んでいるフロリダやアリゾナでは、老齢者は79代までネットベースで住宅の売り手にならないので、影響の出方は遅い。しかし中西部の斜陽地域では売り手と買い手のミスマッチは最も深刻な問題になっている。

住宅業界として、米国政府としてこの問題にどう対処していくべきかということは大きな課題だろう。例えば2000年から2006年の住宅取得者の成長の内4割は移民である。今私は統計的なデータを持ち合わせていないが、移民等信用履歴の乏しい人がサブプライムローンを利用して住宅を取得したことは容易に想像できる。しかし今これらの人が住宅融資の道を閉ざされたとなると、ベビーブーマーが売りに出す住宅の買い手が不足するという難問が立ちふさがる。

今米国で必要な政策はベビーブーマーが売りに出す住宅の買い手に住宅取得に関する強いインセンティブを与えることかもしれない。エコノミスト誌はそこまで踏み込んでいないが、私はそのような気がしている。

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筑波山、ガマの油が良かったね

2008年01月19日 | 

1月19日土曜日晴 会社の連中と筑波山に山登りに出かけた。このところ百名山の中でまだ登っていない山に行くことが多い。バリエーション派から百名山派に鞍替えした訳ではないが、昔から名山と呼ばれている山は良いものである。筑波山も眺めてよし、登ってよしの山だった。午前9時につくば駅から筑波山直行シャトルバスに乗り、終点つつじヶ丘に向かう。9時50分つつじヶ丘到着。マイカーで来ていたKさんと合流。今日の登山メンバーにはKさんの他二人のマラソンランナーが入っているので、ハイピッチの登山が予想される。30分程登ると弁慶七戻石が出てくる。すきまの上に乗っている岩が落ちそうなので豪胆な弁慶でも七度後戻りしたということだ。

Bennkei

筑波山(特に女体山)に登る道にはこのような奇岩が多くご丁寧に名前がついている。下は出船入船岩。

Defuneirihune

天気は良いが日陰には数日前に降った雪が残っていて滑りやすいところがある。冬の筑波山では足ごしらえはしっかりしていった方が良いだろう。

Yukimichi

女体山頂上直下に大仏岩という岩があった。この岩は本当に大仏さんそっくり。

Daibutuiwa

10時45分女体山山頂到着。コースタイム1時間40分のところを45分で登ってしまった。マラソンランナーが先導すると早いなぁ。

女体山と男体山の鞍部御幸が原で昼ごはんを食べて、男体山頂上に11時30分登頂。写真は女体山頂上を撮ったものだ。

Nyutaizan

男体山からは筑波山ケーブルに並行している急な登山道を下る。12時35分筑波山神社着。こちらもコースタイム1時間20分位のところを1時間弱で下ってしまった。筑波山神社は古来多くに人の信仰を集めただけあって立派だ。

Tukubajinjya

境内でガマの油売りの口上をやっていた。やっていた人は19代永井兵助という85歳の旅館の大女将だ。境内を歩いている時はお年を召された様子だったが、口上に入ると背筋がピンと伸びて、大音声になるから凄いものだ。

Gama

口上によるとガマの油は切り傷から痔まで何でも効くという。またガマを鏡の前に座らせておのが醜さに流す脂汗を集めてこしらえたという。無論架空の話で「ガマの油」は馬の油で作られたものだ。効用の程は知らないが、切り傷ややけどの妙薬がなかった江戸時代では珍重されたのだろう。「薬事法違反」だとか「誇大広告だ」なんて騒がなかった大らかな時代が、筑波山麓には残っていた。

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