金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

「風」を撮りに神代植物園へ

2012年11月27日 | まち歩き

11月の天気はコロコロ変わる。昨日は雨だったが今日(27日)は快晴だ。ただし風が強い。朝の内に溜まっていた相続学会関連の事務が片付いたので、神代植物園まで自転車を走らせた。少し前に武蔵境通りが中央線を越えて井の頭通りの方に伸びてきたので、神代植物園まで走りやすくなった。さらに神代植物園から鶴川街道をひとっ走りすると多摩川だから多摩川サイクリングロードに行くのも便利になった。

植物園の中を散歩しても風が強い。「この風を写真に撮れないだろうか?」と考え、広場のパンパグラスの前に行ってみた。

Panpa30

シャッター速度を可能な限り落として、穂が風に揺れる様子を撮ろうと試みた。シャッター速度1/30である。これ以下のシャッター速度で写真を撮るには、NDフィルターと三脚が必要だ。

次にシャッター速度を1/640に速めてパンパグラスを撮ってみた。

Panpa640

上の写真より穂先が止まって見える。上の写真の方が風を捉えていると言いたいがどんなものだろうか?

ラクウショウ(落羽松)というメタセコイヤに似た木が紅葉していた。

Rakuushou2

Rakuushou_2

細い葉が風に吹かれて音もなく散るが、私のカメラはそれを捉えることはできなかった。

「風」は感じることはできても、「撮る」ことは難しい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アマゾンが社債を発行。豊富な資金でM&Aと安売り攻勢か?

2012年11月27日 | 社会・経済

FTによるとアマゾンが社債を発行する予定だ。アマゾンの社債発行は約12年ぶりのこと。事情通によると発行額は20億ドルを越えるかもしれないという。アマゾンは50億ドルもの現金を持っているので、目先キャッシュを積み上げる必要はないが、低金利で社債が発行できる環境を利用して資金を確保し、将来のM&Aに備えるようだ。M&Aの対象先としては、Research in Motion やテキサス・インストルメントのチップ部門が噂されている。

アマゾンの社債の格付はムーディズでBaa1だ。A格の格付がつかない理由は収益性の低さにある。

アマゾンは新しいキンドルを低価格で投入し、タブレット市場で先行するiPadの追撃をはかる。キンドル・ファイア(1万2800円~)やキンドル・ペーパーホワイト(7980円~)は相当お買い得だと思う。当面利益よりシェア拡大を優先するアマゾンの戦略は消費者にとってありがたい話だと思う。

しかし少し前の日経新聞の記事によると、タブレット端末の中でiPad系の購入を検討している人は5割に迫る勢いなのに、キンドル・ファイヤの購入検討者は1割強に留まる。私が使っているグーグルのnexus7を検討している人も15%強に過ぎず、iPad一人勝ちの状態だ。

iPadを使っていない私には、その理由が本当の商品価値によるものか?アップル信仰の結果なのか判断は付きかねるが。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Black Fridayは変わりつつある?

2012年11月27日 | 社会・経済

小売業が儲けて、帳簿を黒字にすることができるので、Black Fridayと呼ばれているサンクスギビングデイの翌金曜日から始まる米国のショッピング期間。ただし今年はハリケーンSandyと大統領選挙のお陰で低下した11月の小売売上高を大きく救うほどには伸びていいないようだ。

またサンクスギビングデイ(木曜日)当日からセールスを開始するウォールマートやターゲットという小売業も出てきたので、金曜日の売上自体は前年比低下しているというのが実情だ。

全米小売連合の調査では週末の買い物客の支出額は前年比6.3%増えて423ドルとなった。しかし市場は余り利益に直結しない売上増と見ているようだ。

S&Pの小売インデックスは、5日間上昇した後月曜日に下落した。Black Fridayで総ての小売業が儲かる時代は過ぎつつある。Black Fridayはクリスマス商戦に向けて、どの小売業者が成功するかを予測する場所に変わりつつあるとあるアナリストは述べていた。

堅調な個人消費の伸びが利益拡大につながるとの予想から、株価を上げてきた小売業だが一休みというところだろうか?

話は変わるけれど、国内株は安倍政権の誕生で金融緩和が拡大するとの期待感から上昇を続けてきたが、個人的にはそろそろ転換点を迎えるかな?という感じがする。

もともと金融政策だけでインフレ転換を図るのは不可能。また建設国債の日銀引受については米倉経団連会長も指摘するようにリスク大。電力料金の値上げは企業収益を圧迫する。

株価上昇はそろそろ一段落。本当の経済成長政策が打ち出されないと失望売りを招く可能性大。そうならないことを期待したいが。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人生は川、人生は山(1)~川

2012年11月26日 | うんちく・小ネタ

ネパールを歩いていて「人生は川、人生は山」だと改めて思った。人生は川なんていうと歌謡曲ぽっぃイメージがするかもしれない。しかし氷河の末端で生まれた小さな流れが、時に岩を噛む激流になり、時に大地をうるおす優しい流れになりながら、下流に向かいそして大海に向かう姿を想像すると人生は川だ、と思う。

River1

氷河の末端で生まれた小さな流れは下流に向かう。

鴨長明は「行く川のながれは絶えずして、しかも本に水にあらず」と言い、孔子は「知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ」といった。

River3

写真はシャブルベンシ付近のトリスリ川だ。その上流はチベット高原につながっている。ヒマラヤ山脈はネパール・中国の国境よりここでははるかに中国側に入っている。

もっともヒマラヤの北側におちる水もヤルンツァンポ川となりチベット盆地を西から東に流れた後、ヒマラヤ山脈の切れ目で大きく向きを変えてガンジス川につながっている。

ヒマラヤ山脈から流れ出る総ての水はガンジスにつながり、インド洋へと帰っていく。

ヒンドゥ教徒は終焉の場所を、ガンジス川に求めた。ネパールではカトマンドゥのパシュパティナート寺院の川べりで火葬の煙が絶えない。

川に投ぜられた骨ははるかな旅をしてインド洋に帰っていく。

River4

総ての川が注ぐ大海が、輪廻転生のるつぼなのか?永遠の涅槃のやすらぎなのか?はたまた苦悩と試練の場なのか?

それはその人の人生観・宗教観によるだろう。

ただ総ての命は海に向かって流れている。大小総ての川の流れが海に向かって流れるように。総ての命はその限りある命を燃焼させながら、命の幹という大河を通じて、命の源である海に帰るのである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

少し手間がかかった振替口座の開設

2012年11月26日 | うんちく・小ネタ

今日相続学会で郵貯の振替口座の開設を行った。口座開設については、連休前に一度足を運んだが書類不備でやり直しとなり、小雨降る中本日再挑戦となった。

振替口座とはお金の受け取りや送金に特化した口座で、団体の会費等を集める上で必要な口座だが、任意団体が口座を開設するとなると少し手間がかかる。

株式会社等営利法人についてはホームページhttp://www.jp-bank.japanpost.jp/kojin/start/kj_st_hojin.html

に必要書類が明記されているが、社団法人等非営利法人の必要書類は明記されていない。まして法人格のない任意団体においておや、である。

郵便局の人、じゃなっかた「ゆうちょ銀行」の人から窓口で話を聞いて確認した必要書類は次のとおりだった。

  • 団体規約の終わり部分に代表者が「記載内容について事実と相違ないことを証明する」と記入・押印した団体規約
  • 代表者の本人確認書類(運転免許証写など
  • 来店者(会計担当者)の本人確認書類(運転免許証など現物持参が必要)
  • 届出印
  • 役員名簿(会長や会計担当者の名前がでているもの)
  • 設立年月日が対外的に分かるもの

この中でちょっと面倒だったのが最後の「設立年月日が対外的に分かるもの」という書類。

「設立総会日=設立日でしょ」と当方は主張したが、ゆうちょ銀行の人は首を縦に振らない。センターでハネられます、とおっしゃるばかりだ。

しかたがないのでHPの新着情報に「設立総会が終了。同日付で学会が正式に発足した」と掲載し、HPのコピーを提出してなんとか口座開設に漕ぎつけた。

★    ★    ★

若干の感想

  • 振替口座開設については、マネーロンダリング防止や犯罪防止の観点から本人確認や法人の正当性確認に留意する様に本部から指示が出ているのは分かるが、必要書類の一覧リストを作る等ユーザ利便性の向上が望まれる。
  • 手間はかかるがチェックそのものはユルユルという感じだ。例えば「設立年月日」の証明にHPの写を出せ、などといわれたがHPなど極端にいうと誰でも直ぐできるもの。10分もあれば私でもフェイクなHPを作りコピーを取ることができる。せめてゆうちょ銀行で主体的なチェックを行うべきだはないだろうか?
  • 結局、書類に不備さえなければ良い、というお役所仕事的な感じだ。その体質が抜けないまま、融資業務に乗り出したりすると危険だなぁ、と感じた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする