金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

小平選手、おめでとう。闘志あふれる滑りに感動

2018年02月19日 | ニュース

時差のない平昌オリンピックをテレビ桟敷で楽しんでいる。羽生・宇野選手が金銀を獲得した男子フィギュアも素晴らしかったし、昨夜の女子スピードスケート500mで優勝した小平奈緒選手の闘志あふれる滑りにも感動した。

闘志あふれるというと、昨日TBSのアナウンサーが優勝直後のインタビューの中で「闘争心あふれる、まるで獣のような滑りでしたね」と話しかけたことが、ネット上で「女性に失礼」という声が上がっているらしい。

読売新聞は「獣かどうか分からないですけど、と苦笑しつつも躍動感あふれるレースができたと思います」と小平選手は冷静に答えたと書いていた。

さてTBSのアナウンサーがこれまでの小平選手の話を聞いていたかどうかは分からないが、文芸春秋(2018年3月号)には小平選手の次の言葉が出ていた。

「オランダで身につけたのは強者のように振舞うこと、そして野生の獣のような闘争心をレースで出すことです。それまでの、どこか自信のなかった自分とはお別れすることができたかなと思っています」

小平選手自らが「野生の獣のような闘争心をレースで出す」と言っているのだから、TBSのアナウンサーが批判されることはないだろう。

そもそもどんな競技にしろオリンピックのような大舞台で勝つためには、自らの闘争心を極限まで高めることが必要だ。

「女性に失礼」という発言は、女性を尊重しているようで「女性に闘争心はそぐわない」といったステレオタイプ的な見方をベースにしたものではないだろうか?

勝負に勝つには男女を問わず闘争心が一番大事である。小平選手は2年間のオランダ留学でメンタルの強さを学んだことが一番大きいと言っている。それは闘争心を維持することだといっても良いだろう。

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若い人をオフピステに誘う

2018年02月17日 | うんちく・小ネタ

昨日若い山仲間と一献傾けながら、スキーの話をした。

その人は若いといってもまもなく50歳だから、若いというのは私と比較した相対的なものに過ぎない。

さて彼はお子さんの教育が終了する年代に入り、昔やったスキーを再開してみたいという。

更に聞くと単に圧雪されたゲレンデを滑るだけでなく、林の中など非圧雪の斜面も滑ってみたいという。

つまりオフピステ(バックカントリースキー)指向なのだ。

オフピステを目指す仲間が増えることは大歓迎だ。

スキーには色々な楽しみ方がある。ゲレンデでスキー連盟が定めた教則に従って腕を磨くのも一つだし、

ある程度基礎を学んだら、自由に滑ることができるオフピステに飛び出すのも一つの方法だ。

最近はファットスキー・ロッカースキーなど簡単にそして楽しく非圧雪を滑ることができる板も

出回っているから昔に比べると新雪滑りは簡単になっている。

昨夜は言わなかったけれど一言付け加えておこう。

「これまで会社というゲレンデで教則(マニュアルや有形無形のルール)に縛られて苦労してきたのだから、

スキー位自分で新しい世界(非圧雪)に飛び込んでいくのが楽しいと思うよ」

 

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4人に1人が連銀の利上げ4回を予想

2018年02月17日 | 投資

昨日(2月16日)の米国株市場は比較的穏やかに幕を引いた。ダウ・S&Pはそれぞれ0.08%、0.04%上昇。ナスダックは0.23%下落した。

今週ダウとS&P500 は4.3%上昇したのでさすがに疲れがでたようだ。あまり急速の株価反発は、再び急落するリスクを高めるのでこの辺りで一休みするのが良いだろう。

S&P500は今月前半の急落から5割ほど戻している。「半値八掛け二割引」という相場の格言からするとここからまだ下落しないと相場の底とは言えないということになるが果たしてどうだろうか?

今週は相場が強かったので、消費者物価指数が事前予想より大きな数字がでたにも関わらず、一過性の可能性が高いと解釈して、悪いはずのニュースを等閑視した。

しかしその一方で連銀が年末までに最低4回は利上げを行うと予想する人の割合は、前の週の15%から24%に増えた(WSJ GMEのデータによる)。

ところで連銀が政策金利を引き上げることは本来ドルの上昇要因になるはずだが、ドルは急落し、対円相場は106円前半で引けた。

市場には「ドルは売られ過ぎ」という見方と「財政赤字が拡大するからドルの低下傾向は続く」という見方がある。

株式相場では「インフレと経済成長」が綱引きをし、為替相場では「金利と財政赤字」が綱引きをしているのだ。

個人的には「ドルは売られ過ぎ」というか円を買う理由が見つからない(あるとすれば上がりそうだから買う位か)。

もっともこれはポジショントークに過ぎないかもしれないが。

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米国株5日続伸、インフレと経済成長の綱引きは正常に戻りつつある

2018年02月16日 | 投資

昨日(2月15日)米国株は、午前中に一時的な下落はあったものの、シスコ、アップルなどIT銘柄が堅調で5日連続の高値引けとなった。

この結果ダウは25,000ポイントの大台を回復して、25,200ポイント(306ポイント・1.23%)で終了した。

今月第2週に大幅下落した株価は着実に回復しつつある。それは「インフレと経済成長の綱引き」に対する市場参加者の見方が冷静になってきた証(あか)しのように思われる。

今月の株価急落は、インフレ懸念から債券利回りが急騰したことが主な原因と言われているが、より根本的な原因は株価が実力以上に上がり過ぎていたことだろう。

株価調整が遅すぎたため、激しい売り相場となったが、今週に入って「適度なインフレや金利上昇と経済成長は共存できる」といった見方が広がりつつあるのではないだろうか?と私は考えている。

過去3か月のダウと日経平均のパフォーマンスを見ると、ダウは+8.28%で日経平均は-2.47%と日本株の下落の大きさと戻りの悪さが際立っている。

米国株は既に今年3回程度の政策金利の引き上げを織り込み、日本では金融緩和の持続が織り込まれているにも関わらずだ。

日本政府は今日にも黒田日銀総裁の再任案を衆参両院の議員運営員会理事会に提示する予定だ。再任案では副総裁に雨宮日銀理事と早稲田大学の若田部教授の副総裁任命が含まれるらしい。若田部氏は積極的な金融緩和を主張するリフレ派と考えられている。

だが世界的に見ると米国はリーマンショック後の金融超緩和策から脱却し、欧州もそれを追随する傾向にある。

そこで起き始めていることが「インフレ・金利上昇懸念と経済成長の綱引き」だ。それは時として株式相場に大きな波乱をもたらす。

だが幾つかの波乱を繰り返しながら、金融政策は正常化に向かうと私は考えている。

一方日本は全く蚊帳の外だ。もし日本が日銀によるETFの購入等を含む異常な金融緩和策を止めたらどうなるのか?と身構えざるを得ない。

世界の投資家は日本株市場の持っているこの本質的なもろさを懸念しているのかもしれない。

巷間「貯蓄から投資へ」と叫ばれることが多い。私も基本的には投資派である。

だが投資の一番のポイントは何に投資するか?である。下のグラフは30年以上の長期にわたるダウと日経平均のパフォーマンスを比較したものだ。

日経平均に比べてダウは100倍以上のパフォーマンスの高さを示している。

米国株式市場は「貪欲と恐怖」「経済成長期待と物価上昇リスク」「減税メリットと財政赤字拡大懸念」など色々な綱引きをしながら、長期的には成長を続けている。綱引きがあることで市場は健全性を保っているのである。逆にいうと綱引きのない市場は不健全であり、大きな破たんリスクを抱えているのである。

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蕎麦に梅と福寿草~早春の神代植物園

2018年02月15日 | ライフプランニングファイル

暖かな日なので、久しぶりにクロスバイクで神代植物園に出かけた。

神代植物園の年間パスポートを買っているので、行けば行くほどお得である。

因みにシニアパスは1,250円なので年間5回以上行くとパスポートが得になる。

まずは深大寺の前のお蕎麦屋さんでランチ。

深大寺では「湧水」の蕎麦を食べることが多いが、今日は休みだったので、近くの深水庵に行った。

蕎麦の後は神代植物園を撮影散歩。セーター一枚で歩くのが心地よい。

まず一番奥の梅林へ。

梅という花は桜より写真を撮り難いと思う。桜だとパッと咲いたところを写すとそれなりに写真になるのだが、華やかさのない梅の場合はそうはいかない。

また咲いている花もよく見ると萎れていたりするので良い花を探すのに手間がかかる。

少し戻ると福寿草が咲いていた。ここは人気の撮影スポットのようで人が集まっていた。

池に写った雪吊りの形が面白かったので1枚撮影。

雪景色も美しいが、やはりのびのび歩くことができる早春の一日は素晴らしい。

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