惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

紅小灰蝶

2014-04-14 20:28:34 | 動物

 夕方、プランターの土に穴を掘り、液肥をたっぷりそそぎました。明朝のトマト植え付けの準備。

 その前に野川の岸を散歩したのですが、あちこちに明るいオレンジ色の花――ナガミヒナゲシが咲いています。ケシ科の雑草。

Benishizimi1404  「あ、これもそうか」と思って通り過ぎようとすると、ちょっと様子が違いました。草のてっぺんにとまったベニシジミが羽を広げているのでした。

 普通、チョウはとまった時には羽を閉じますよねえ。
 このチョウが羽を広げていたのは、たぶん太陽の熱を体にとりこもうとしていたのでしょう。羽は、西に沈もうとするお日さまに向けていました。

 今日の最高気温は 17.4℃(隣町アメダス)。でも、湿度が低かったのでしょうか、もっと肌寒く感じました。
 明日からは気温が上がるらしい。野菜苗の植え付けにもってこいです。


鬼田平子

2014-04-13 20:56:42 | 草花

 競馬クラシックレースの初頭を飾る桜花賞は、前評判どおりハープスターが優勝。
 すごい末脚でしたねえ。最初からずっと最後方につけ、4コーナー回ってもまだビリっけつ。そこからビュンビュン飛ばして、最後はレッドリヴェールをクビ差でかわした。シビレました。
 これで桜花賞は4年続けてディープインパクト産駒が制覇。ディープの娘は強い!

 夕方、ホームセンターへ行ったら、ホーム桃太郎(大玉トマト)の接ぎ木苗が出ていました。
 苗は良いものから選ばれてなくなってゆくので、即、購入しました。3本。

 実は、ホームセンター2店をまわって、最初の店にもホーム桃太郎はあったのですが、あまりにもひ弱。
 「これでは育てるのに時間がかかる。もう少し待って、もっと丈夫な苗が出るのを待とう」と思い、もう1店にまわったのでした。こちらは青々と力強く育ち、最初のつぼみがついているのも。「これなら」と思って買いました。
 明日はあまり気温が上がりそうもないので、植えるのは明後日の朝にする予定。

Onitabirako1404  今日の雑草はオニタビラコ。キク科オニタビラコ属の1~2年草。これも向かいの空き地で撮影しました。

 名前は「大きなタビラコ」の意。「鬼」がつくと生物は、大きく、強くなりますね。オニヤンマがそうだし、オニユリも。お菓子だって「鬼あられ」は大きくてゴツいですよねぇ。

 この草は高さ30センチぐらいでしたが、大きいものになると1メートルに達したりします。タンポポと同じで、綿毛のついた種が飛んでくるので、我が家の庭にもよく生えてます。


金瘡小草

2014-04-12 20:43:54 | 草花

 この漢字で「キランソウ」と読ませるのは無理がありますよねえ。
 「キンソウショウソウ」と読めば、漢方の生薬の名前となります。もちろん、この草から作るもの。この字をそのまま植物名に流用したのでしょうか。

Kiranso1404  とすると、「キランソウ」とは、本当はどういう意味で、どういう字があてはまるのか。

 「金襴草」と書くという説もあるようです。
 「金襴緞子」の「金襴」ですから、金糸を織り込んだ派手な織物に例えたように思えます。しかし、草の様子を見ると、どうもピンと来ません。地面にしがみつくように茎を伸ばし、しかも全体が毛むくじゃら。花の紫色と葉の緑色の取り合わせはシックではありますが、派手さは皆無です。春はやくから咲いているので可憐ではありますが。

 「貴藍草」だったりはしないでしょうか。「医者倒し」とか「医者いらず」とか呼ばれる薬草でもありますから、珍重されたかも。

 「切らん草」はどうか。葉や茎を揉んで、傷口に当てると膿を出すという効能があります。切らずに治せるという意味だったりはしないでしょうか。

 道端や土手でよく見かける春の野草です。シソ科の多年草。「地獄の釜の蓋」という別名の方が強烈で、忘れがたいですね。


葉内花

2014-04-11 21:41:51 | 草花

 最高気温 17.4℃(隣町アメダス)は、ここ数日と比較するとやや低め。寒いというほどではありませんが、涼しく感じました。

 市の総合体育館は半地下式。屋根の上にたっぷり盛り土をして、芝生の小山になっています。たぶん市内ではいちばん標高が高い。
 特に名前はないようですが、私はかってに「だるま山」と呼んでいます。

 散歩の途中、そのだまる山でストレッチングをしていたら、そばに置いたポッカールに興味を示した男性がいました。
 「それは何です?」と訊ねてきたので、説明をすると「ああ、橇のような」と呑み込みが早い。
 「そうです、そうです」と、相槌を打ち、名前を教え、「ネットで動画検索をしてみてください」などと話しました。
 スマホで写真を撮ったり、ずいぶん気になっていたようなので、同好の士になってもらえるかな? だるま山を走る雄姿も見てもらえたし。

Hanaibana1404a  今日の野草はハナイバナ。ムラサキ科の一年草。
 1年ほど前まで家が建っていて、今は空き地になっている向かいの土地に生えています。よくある雑草のようですが、これと意識して見たのは初めて。

 ごらんのように葉っぱがうじゃうじゃと伸びていて、1株でわりと大きなかたまりをつくっています。
 「葉内花」という名は、たくさんの葉の中に小さな花が隠れて咲いていることから。

Hanaibana1404b  花は直径2~3ミリで水色をしています。キュウリグサと同じくワスレナグサの仲間。よく似ています。

 キュウリグサは初夏までに咲き終えて枯れるのに、こちらは秋の終わり頃まで咲きつづけるようです。でも、花が目立たないんですよねえ。


立坪菫

2014-04-10 21:34:10 | 草花

 やけに暖かい日でした。最高気温 23.9℃(隣町アメダス)。

 バイクで出かけるには最適。ひさしぶりに稲城中央公園へ行って部活(ポッカール&ウオーキング)をしました。
 ポッカールをやる人は見かけたことがありませんが、今日はストライダー(ペダルなし自転車みたいなやつ)にまたがった小さいお子さんと一緒になりました。

 3歳ぐらいかな。ヘルメットをかぶって、お父さんについてもらって。
 しきりに私のポッカールを気にしていました。似たような乗りものに、いい歳したオヤジが乗っているので不思議なのでしょう。

 腰を下ろすと、私の方が低い。たぶんストライダーよりポッカールの方が危険性は小さいんじゃないかな。転んでも衝撃は少ない。
 でも、小さい子に見下ろされながら遊んでるのって……。

 今日の花はタチツボスミレ。スミレ科スミレ属の1~2年草。
 身近なスミレの代表ですね。我が家の近くのアスファルト道路の脇、コンクリート塀との隙間に生えていました。

Sumire1404  スミレは閉鎖花をつけるのが面白い。春の初めには花を開き、その後、初夏になるとつぼみの内側でコソコソソと自分の花粉で受粉するようです。遺伝子交配をする時期と、そうでない時期と、両方つくって子孫繁栄に保険をかけているというわけです。しっかりしてます。