惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

電球型蛍光灯

2015-04-12 20:58:27 | 暮らし

 居間の照明が一部、つかなくなったので替わりの電球を見にゆきました。

 

 今、使っているのは小型の電球型蛍光灯。6個がセットのシーリングライトです。
 つかなくなったのは、そのうちの1個。

 

 ホームセンターの売り場へ行って初めて知ったのですが、東芝はこの3月末でこの種の蛍光灯を製造停止しているんですね(→お知らせ)。LED照明が普及したため、駆逐された形らしい。
 他のメーカーでも製造を中止する品があったりして、これはもうすべてがLEDに置き換えられるのも時間の問題。
 実は私も、新しい電球はLEDにしようと考えていて、ついでに蛍光灯も覗いてみたのでした。

 

 世の中、移り変わりが速い部分と、そうでもない部分があるようです。

 

 今日の「CDタイム」は「紺屋(こうや)高尾」。
 染物屋の職人が当代一の花魁に惚れる話で、家元は職人・久蔵の純情ぶりを見事に演じています。高尾が一夜、丁寧にもてなした様子を、地の語りでさらりと描写するところも粋。2人の他に、親方、藪医者など、キャラクターの描き分けが、くっきりとしていて素晴らしい。


「慶安太平記」

2015-04-11 21:21:58 | 演芸

 夕食のおかずにマグロの切り身を焼きました。例によって、庭で七厘に炭火をおこして。
 まずまずに焼けて、ご飯もおいしく、大満足。
 おみおつけには、庭にいっぱい生えだしたアオジソを間引いたのを散らしてありました。スプラウトといっていいような幼い草なのに、いっちょまえにアオジソの味がします。偉いねぇ。

 

 食事の後の「CDタイム」は、「慶安太平記」。
 マクラに快楽亭ブラックや池袋演芸場の話が出てきて、いかにも談志らしい。
 でも、肝心の本編は話の途中と思われるところで「慶安太平記というお話でございます」と終わってしまいます。予備知識がないこちらとしては???

 

 解説を読むと、この噺は同題の講釈を家元が落語に仕立てたものだそうで、全19席の講釈のうち「善達京上り」「吉田の焼打ち」「善達箱根越え」の3席を高座にかけていたらしい。今日、聴いたのは「善達京上り」の途中までなのかな?
 こうなると全部、聴きたくなりますが、それにはまた別の音源を探さなければならない。いずれ、また。


最大の哺乳動物

2015-04-10 21:04:47 | 日記・エッセイ・コラム

 思い出すたびに楽しくなる新聞記事があったのですが、今、手元に実物がないので詳細が語れません。数日前の――確か、朝日新聞――の小さな訂正記事。

 

 内容は「シロクマは陸上で最大の哺乳動物、と書きましたが、陸上で最大の哺乳動物はゾウでした。お詫びして訂正します」というようなもの。「肉食哺乳動物」ならシロクマでよかったところを、間違えてしまったようです。
 うっかりしたのでしょうが、こういうわかりやすい間違いは何だかウレシイ。肝心の元の記事も読んでみたかった。

 

 一時、かなり話題になった『象は世界最大の昆虫である―ガレッティ先生失言録』を思い出します。
 ガレッティ先生は2世紀ほど前のドイツのギムナジウムの先生。失言の数々によって、今も、世界中に知られているってことは、どうなんでしょうねえ?
 こちらとしては、楽しい気分にしてくれる、ありがたい先生なのですが。


町田小山陸橋

2015-04-09 20:59:00 | まち歩き

 午後、用があってバイクで相模原まで出かけました。最高気温 11.0℃(隣町アメダス)と、今日も寒いのでしっかり着込んで。

 

 家からは武蔵境通りを南進し、南多摩尾根幹線(通称:尾根幹)経由で町田街道へ出るのですが、尾根幹と町田街道を結ぶ「町田小山陸橋」が完成、開通していたので、うれしくなりました。何年も前からずっと工事をしていて、いったいいつ開通するのやらと気になっていたのです。
 ネットで検索すると、昨年11月9日に開通していたようです。ちょうど4カ月前。冬の間はしばらくこちらに来なかったからなあ。

 

 以前は、尾根幹と町田街道が交わる小山交差点を右折するのが大変だったので、これからは楽になります。付近の車の流れがスムースになっているようで、所要時間も今日は5分ほど短かったみたい。こちらの緑地や相模湖方面へ出かけるのが楽しみ。
 ただ、新しい交差点にまだ名前がついてないみたいで、説明するのがちょっとやっかい。「新小山交差点」とでも呼ぶのかな。

 

 今日の談志師匠の落語は「代書屋」。
 通常は語られない在日朝鮮の方が登場するところがミソ(昭和初期の話という設定)。録音された笑い声の中に自分もぶんも混じっているかと思うと、特別な感慨があります。


ラジオ

2015-04-08 20:49:35 | 演芸

 聴いてます、『東横落語会 立川談志』。
 昨日は「品川心中」、今日は「らくだ」。

 

 夕食後に音だけの落語を聴いていると、子どもの頃、まだテレビがなかった時のことを思い出します。家ではもっぱらラジオを聴いていましたから。
 小学校低学年までだったかな。いや、我が家にテレビが入ったのはかなり遅かったから、もっと後までだったか。

 

 色々番組があった中でも、寄席中継は大好きでした。落語、漫才、漫談……柳家三亀松さんの都々逸なんか、普通だったら小学生が聴くことはないでしょうが、プログラムにあったんで、これも聴いてました。いいもんだと思ったのは、かなり変わった小学生だったかもしれません。今思うと、貴重な体験。

 

 落語家では柳家金語楼、その弟の昔々亭桃太郎、先代の三遊亭金馬、古今亭志ん生、春風亭柳昇、林家三平、三遊亭歌奴、おばあさんものが得意だったのは誰だったっけ――ググッてみると、そうそう古今亭今輔師匠でした。
 ラジオとはいえ、そうした芸に接することができたのは幸せでした。

 

 談志の『現代落語論』を読んだのは中学生の時。それ以来、ラジオ、テレビで機会があれば見聞きしてました。ナマの高座も見ました。
 やっぱり、落語家ではいちばんだと思います。毎日、聴いてて、凄い凄いと感じる。