11月3日(金曜日)かねて申し込んでいた「江戸文化歴史検定」を受けるため九段下の専修大学に行った。前日はちょっとの積もりで会社の人たちと飲み始めた酒が深くなり結構疲れていたが、92,3点は取れた様だ。70点で合格だからまず合格は間違いないだろう。と言っても自慢する積もりはない。受けた試験は簡単な3級(初級)なのだから。
試験会場でまず気がついたことは若い女性が多いことだ。歴史文化の試験だから我々クラスのおじさんが多いのは当然だが、これ程若い人がいるとは思わなかった。江戸はブームなのだろう。今高校の必須科目の履修漏れが問題になっているが、若い人が好きで日本史を学んでいる姿を見ると舵取りさえちゃんとすれば歴史教育の問題は解決する様な気がする。
試験問題は私にとって易しいものと難しいものが混在したが、私が間違った問題を少し紹介しておこう。読者諸氏(みなさん)がこれを簡単に正解する様であれば江戸文化歴史検定の合格は間違いないだろう。
「元禄期、傾城(けいせい)ものを得意として三都随一の女形(おやま)と呼ばれ、女形の芸を確立したといわれた名優は(次の)誰でしょう?」 (い)初代芳沢あやめ (ろ)4代目岩井半四郎 (は)2代目瀬川菊之丞 (に)初代中村富十郎
江戸では「四文屋(しもんや)」と呼ばれる店が流行しました。今でいえば、どのような形態の商売でしょう?
(い) レンタルショップ (ろ)100円ショップ (は)リサイクルショップ (に) コンビニエンスストア
それにしても銀行員をやっていたころはやれ「宅建」だの「シスアド」だのと仕事のための試験をよく受けた。もう試験なんかこりごりだという反面「試験、受けて見たいなぁ」という気持ちもあるのだ。趣味の世界の歴史文化の試験など合格しようがしまいが実社会生活には何の影響もないのだが長年サラリーマンをやっていると「試験中毒」になっているのかつい試験となると本気を出すから不思議なものである。