金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

明治神宮で野鳥を撮った

2008年02月23日 | まち歩き

2月23日(土曜日)明治神宮で行われた会社のOBの方々の野鳥観察会にくっついていく。当方写真を撮ることに多少の関心はあっても、鳥の識別など甚だ覚束ない。それでも専門家の話を聞きながら、春めいて来た都会の中の森を歩くことは楽しい。

代々木口から神宮の中に入っていくと池があり、鴨やおしどりが池の淵で並んで休んでいた。眼は開いている様に見えるが眠っているらしい。

Osidori

次にツグミの写真を撮ることができた。

Tugumi2

500円払って南池の方に入っていくと、野鳥の大ベテランのMさんが「カワセミの声がする」というので、楽しみにしたが姿は見えなかった。それにしても鳴き声一つで鳥の種類が分かるのはスゴイことだ。池の近くでジョウビタキを見た。

Jyoubitaki

「清正の井」に向かって歩いていくと途中でルリビタキ(メス)がいた。

Ruribitaki

写真らしい写真になったのこれらの鳥だが、他にもメジロ、シジュウガラ、ウグイス(声だけ)、ヒヨドリ、カイツブリなどを観察することができた。専門家の方々は観察会の後「鳥合わせ」というその日観察できた野鳥の照合を行う。今日は二十六、七種の野鳥(カラスなども入れてだが)が観察できたらしい。もっとも私には知らない種類の鳥が多くて何種類の鳥がいたか見当もつかなかったが。

神宮の中の立て札に明治天皇の御製の和歌が書かれていた。

うつせみの代々木の里はしづかにて都のほかのここちこそすれ

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裏に道ありFairfax

2008年02月23日 | 金融

ファイナンシャルタイムズ(FT)によると、クレジット・クランチの中で儲けた会社がある。それはカナダの保険会社Fairfax Financialだ。相場の格言「人の行く裏に道あり花の山」というが、Fairfaxはアセットバック証券華やかななりし2003年、04年頃「サブプライムローンやホームエクイティローンはトリプルAの格付に価せず」と判断して、これらの証券についてクレジット・デフォルト・スワップでショートポジションを作ってきた。

これによって2007年度に11億ドルという過去22年間で最高の利益を上げた。もっとも同社のWatas CEOは「相場は良い時もあれば悪い時もあるので、謙虚に受け止めたい」と話している。

クレジット・クランチの中で他にもうまく立ち回った会社はある。例えばヘッジファンドのPaulsonやゴールドマン・ザックスだ。大手邦銀の中にもサブプライムローンに手を染めなかったところや、比較的早めに手を引いたところがある。それが「過熱したマーケットに対する透徹な判断力」によるものなのか単なるHesitateによるものなのかは判断する材料はない。混乱した市場の中で勝ちを拾ったものは「運が良かった」と位に考え、損をしたものはバブルに踊ったことから何らかの反省を見つけるしかない。

だが今からでも「人の行く裏に道あり花の山」という相場の格言を思い出しても遅くはない。混乱を極めた市場の中にこそチャンスはある。もっとも同じ位リスクもあるかもしれないが。

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