5月23日土曜日晴。ワイフと誕生日祝のランチに西武拝島線八坂駅近くのイタリアン・レストランにランチに出かけた。レストランの名前は草門去来荘 リストランテ・門http://www.kiwa-group.co.jp/restaurant/a100423.html。ここは紅虎餃子房を経営する際(きわ)コーポレーションが経営するレストランで、際の中島武社長の生家を改造したものだ。
野火止用水にかかる橋を渡って草門去来荘の門をくぐると、深い木立の中に懐石を食べさせる「母屋」、うなぎ・うどんの「野火屋」、イタリアンの「MON」がある。写真は「母屋」の外側だ。
懐石には以前行ったことがあるので、今回はイタリアンにした。私もワイフも5月生まれなので誕生日祝いは一度で住む。西東京市の自宅からここまで自転車で30分。車でくるとワインが頂けないので自転車で来た次第(本当は自転車でも飲酒運転はいけない!)だ。
メニューは・・・豆のスープ、トマトのマリネ、肉と豆の手打ちパスタ、豚肉のクロカッテ、デザートとコーヒーで3,800円だ。(これが一番安いコース)
クロカッテは「お肉をかりっと焼いたもの」というお店の説明、初めて聞いた。もっとも後でインターネットでクロカッテを調べると、このレストランテMONのメニューだげがヒットしたから知らなくても恥じることはない。
これにグラスワインを一杯飲んで一人5,500円也。トマトのマリネは色々な種類のトマトを使うというアイディアは悪くないが色彩・味とも今一つ。パスタ・クロカッテは良かった。ゆったりとしたお料理の出し方も良いし、フォカッチャ(イタリア料理のパン)がおかわり自由というのも好感。
ところで八坂駅と草門去来荘の間には「九道の辻」という地名が残っている(九道の辻公園という人工流水を使った公園もある)。昔鎌倉道や江戸道など9つの街道が合流し交通の要衝だった(今もその残りで複雑な交差点となり、交通が渋滞するところだ)。600坪の敷地としっかりした古民家の造りをみると中島家の繁栄が農業以外に物流などにも関与していたのではないかという想像が起きる(想像の域を出るものではない)。
自宅から草門去来荘まで野火止通りと新青梅街道を自転車で往復して改めて気づくことだが、多摩地区は西高東低である。羽村で取水した多摩川の水を四谷木戸に運ぶ「玉川上水」の工事は比較的簡単だったが、その一部を新座に運ぶ「野火止用水」の工事が難工事だった理由は、この用水路が勾配に逆行する部分があることにもよるようだ。
自転車で走ると色々なことが分かるという一例だ。