野球賭博問題で大揺れに揺れる相撲協会。毎日新聞の世論調査によると61%の人が名古屋場所開催に反対ということだ。他のメディアの世論調査でも6割の人が開催に反対している。
名古屋場所が開催されなくなると困るのはNHKだ。15日間の地上波(毎日3時間)、BS(毎日5時間)の穴があく。NHKから5億円の放映料を貰っているといわれている相撲協会も困る。そこで琴光喜らへの処分で名古屋場所開催に漕ぎ付けたい・・・というところだが世間の目は厳しい。
相撲界と裏の社会のつながりは今に始まったことではない。ワイフは「昔大鵬の化粧回しに山口組の田岡さんの名前が入っていたことを覚えている」と言っていた。
ところで今日は上場企業の総会がピークの日だった。昔は上場企業と総会屋の癒着が問題になっていたが、商法改正等で企業が総会屋との関係を絶ち始めたの1982年のこと。関係遮断にはかなり長い時間を要した。
NHKの放映料や財団法人という税制面の優遇措置に守られて、財政面では裕福な相撲協会や力士が裏の世界のターゲットとなってきたことは想像に難くない。
相撲協会の健全化には思い切って外部から外科医を投入し、透明性を高める必要がある。
打ち身に絆創膏をはって無理な出場をして、傷を悪化させるより、一場所休んで根治を図るべきなのだろう。