ネパール・トレッキングまで1ヶ月となり、カメラ等電子機器について手当を行った。まず持っていくカメラは最近良く縦走で使っているソニーのミラーレス一眼NEX-5とした。本格一眼レフは重過ぎるので軽いミラーレスにした。レンズは18-55の標準ズーム1本。ただしレンズについては検討中だ。最近NEX用に広角から望遠まで1本でカバーするズームレンズが発売されているので、予算の目処が新調したいところだ。
まずその前にメモリーとバッテリーを調達。
写真右(大きさの参考に置いた腕時計の右)が今回購入したバッテリーでその下が同じく今回購入したSDHCカードだ。時計の左は6,7年前の海外旅行に持っていった携帯ハードディスクだ。このハードディスクと16ギガのSDHCカードはほぼ同じ容量だ。値段についてはSDHCカードはハードディスクの1/6で、重さは比較にならないほど軽い。記憶媒体の進歩はものすごい、と改めて感心した次第。一方改善が進まないのはバッテリーだ。予備の電池は約7千円だった。SDHCカードが3千円強なので電池は高いあぁ、と思う。
一回の充電で撮影できる枚数は約3百枚というスペックだが、寒冷地となるともっと電池の消耗は激しそうだ。一方16Gのメモリーカードにはスタンダード画質で36百枚の画像が記録できる。もう1枚8Gのメモリーカードも持っていくので5千枚位の写真を記録できることになる。2週間で5千枚というと1日350枚。銀塩カメラ時代でいうと36枚撮りフィルム10本だ。そんなに写真ばっかり撮っていると歩く時間がない!ということでメモリーはこれでOK。
心配の種はカメラの電池の持ちである。電池は2つ(本体内蔵1,予備1)持っていくが、当然充電が必要になるので、現地の差し込みに対応するコンセントを買った。それが写真左下の「全世界対応プラグ」だ。ヨドバシカメラの売り場の人に聞くとネパールのプラグは6タイプもあるという。世界全体でプラグのタイプは7つだそうだから、ほとんど全部のタイプが揃っている訳だ。この全世界対応プラグの値段は1,980円だった。余談ながらヨドバシカメラ(私が行ったのは吉祥寺店)の海外旅行用品売場は中々充実していた(他に空気枕を購入)。
なお充電器は100Vから240Vの電圧に対応するのでコンバータは不要だ。大昔の海外登山では、電源のことなど余り気にしなかった記憶があるが、今は電子カメラや携帯端末を持ってトレッキングに出かける時代なので、電源確保が大きな問題だ。
登山に必須の電子機器というとGPSだが、ネパールに関しては百万分の1の地図しかGPSにダウンロード出来ないので、今回は持参しないことにした。あれこれ考えながら旅の準備をする。面倒だが一番楽しいひとときでもある。