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金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

Nexus7で電子書籍を読む~キンドル編

2012年10月09日 | インポート

アマゾンの電子本は少し読んだことがあるが、ハードウェアとしてのKindleは買わずにパソコンにKindleというソフトを使って電子本を取り込んで読んでいた(量的には少ない)。日本語の電子本が少ないのでKindleという端末(本を読む以外に色々あことができるが)まで買う気にはなれなかったからだ。

このアマゾンの電子本はNexus7にダウンロードしたAmazon Kindleというアプリケーションで読むことができるので、試しに使ってみた。使い勝手はGoogle Play ブックスとほぼ同じだ。ブックマークを付ける機能も同じだ。

やがて日本にやってくる「キンドル・ファイヤ」はアンドロイドをOSとする端末だから、そこから簡単にGoogle play ブックにアクセスすることができるはずだ。

ということはNexus7を持っていても、キンドル・ファイヤを持つにしても、いずれからでも競争相手の電子書店で買い物ができる、ということだ。双方の端末の使い勝手や本の読みやすさにそれ程差がないとすると、何が決め手になるのだろうか?

一つはコンテンツの豊富さと安さで、もう一つは個々のユーザに対するきめ細かいマーケッティング戦術だ、と私は思う。アマゾン電子書店はそれ程使っていないが、紙ベースの本はアマゾンで頻繁に買っているので分かるのだが、アマゾンは顧客の読書傾向をとらえて(裏でコンピュータがデータマイニングをしているのだが)、いいタイミングで宣伝メールを送ってくる。だからついつい買ってしまう場合がある。

ところでキンドル・ファイヤもNexus7と同じ7インチディスプレーだ。このサイズは本を読む上で手頃な大きさだし、3-400グラムという重さも片手で持ててそれ程重くなく使い勝手が良いと思っている。先にNexus7を買った私としては、当面キンドル・ファイヤを買うつもりはないが、両者の競争はちょっと見ものである。

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Nexus7で電子書籍を読む~グーグルブック編

2012年10月09日 | デジタル・インターネット

グーグルは携帯端末Nexus7の日本での販売開始時期に合わせて、Google playブックサイトをローンチした。Google playのサイトは、PCからでもNexus7からでも簡単にアクセスできる。しかも異なる電子機器の間で、完全に同期を取っているので、パソコン上で読んでいた電子本を次にNexus7で開くとそのまま続きが読めるという仕掛けになっている。

今まで電子本はAmazoneのKindleで少し買って読んだことがあるが、本格的には使っていなかった。しかし来月2週間ほどネパールでトレッキングをするので、無聊を慰めるためNexus7に何冊かの本をダウンロードして持って行こうか?と考えている。Nexus7の重さは350g弱で、これは同サイズの220ページ程のハードカバー本1冊の重さとほぼ同じである。Nexus7はオフラインつまりインターネットに接続していなくても、ダウンロードした本を読むことができるので、この端末が一つあれば、本箱一つを持って行くほどの威力はある。ただし電池が切れるとそれまでだから、ネパールの山奥で使えるかどうかはちょっと懸念はあるが。

ちなみにネパールでもNexus7は売られていてその値段は日本の1.8倍だ。その値段の差はどこから来るのか正確なことは分からないが、グーグルはハードウエアは、コンテンツを売るプラットフォームと考えているので、将来コンテンツが売れそうな日本では「戦略的な価格」を付けているのかもしれない。

戦略的というとGoogle play ブックには何冊かの「無料お試し本」が提供されている。無料本で電子本の良さをお試しください、という戦略だ。例えば芥川龍之介の「藪の中」や夏目漱石の「こころ」がある。一方でコミックスや恋愛小説が500円程度で売られている。私が読みたいと思う分野や作家の本は少ない上、あっても結構高い(紙の本との比較感で)。当面は名作古典でも電子本で読み返してみようかなぁ、と考えている。

「読み返す」というと若い時に読んだようで格好良く響くが、実は読んでない本や読んでいたにしてもすっかり忘れてしまった本が多い。読んでいないところでは、漱石の「夢十夜」鏡花の「高野聖」などですっかり忘れているのが、賢治の「銀河鉄道の夜」などである。

ところでGoogleブックスはPCでも読めるが、私はNexus7の方が読み易いと感じている。ただしPCの方が優れているには、英語の本を読む時マウス操作一つで辞書を使えることだ。私がちょっと触ったところではNexus7にはマウスオーバー辞書的な機能を見つけることはできなかった。

PCとNexus7を上手に使い分けることなど今後の課題だ。しかし英語本まで含めると電子本のコンテンツは滅茶苦茶に多い。そろそろ本格的に使い出す時が来たかな、と私は感じている。

Nexus7はそのためにグーグルが投入した新兵器であり、2万円を切る価格にはお値打ち感がある。

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Nexus7、グーグルの本気度は買いだ

2012年10月09日 | デジタル・インターネット
グーグルが先月日本でも販売を始めたNexus7、ブログに発注した、という話を書いたところ結構アクセスが増えた。「使い勝手を教えてほしい」というコメントも頂いた。
ということで、使いはじめて2,3日だが印象を述べてみたい。
最初にザクッというと、多少の前提条件はあるけれど、タブレット型端末の購入を検討している人にはお薦めの一台である。お薦めの最大の理由は「安い」ということだ。私はITの門外漢なので、性能について詳しいことは分からない。だがスイッチを入れてから起動するまでの速さは素晴らしい。PCは無論スマートフォンやドコモのAllowsタブレットと比べても速い。
私はこれを「企業の本気度の表れ」と見ている。企業は将来の命運を左右するような局面で思い切った価格を打ち出すことがある。例えばソニーがミラーレス一眼に乗り出した時、この分野で先行するオリンパスやパナソニックに比べても相当コストパフォーマンスの高い製品を投入した。ミラーレス一眼を探していた私はこのチャンスを利用してソニーを買った。私はこの文脈から判断してNexus7買いだ、と判断している。
さてNexus7の使い勝手だが、ポイントは通信ネットワークへのアクセスをどう考えるか、という点にある。電話回線にアクセス機能がないNexus7は無線LANが使えないところでは、モバイルルータかスマートフォンのテザリング機能が必要だ。

逆にいうと電話回線が充実していない国で使うことを考えると、Nexus7が最有力だ。ホテルのLANアクセスポイントに繋いで、メールを送受信したり、新聞を読んだり、ブログやfacebookにエントリーするにはコストパフォーマンスが今のところ一番優れている、と私は確信している。それはグーグルの本気度合いを買っている、ということである。

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