金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

山カメラ、オリンパスOM-D EM-1、1035グラムの贅沢

2015年07月27日 | 写真

カメラについてうんちくを語るほど、私はカメラ通ではありません。

でも山で写真を撮ることは好きです。その私は長いパートナーとして選んだのが、オリンパスOM-D EM-1です。元々オリンパス派で交換レンズも何組か持っていたのですが、しばらく軽くてコンパクトなソニーのNEX-6を使っていました。でも物足りなさを感じて最近EM-1を買いました。

EM-1に12-40mF2.8のズームレンズを付けた重さは1035グラムです。これは500mlのペットボトル2本の重さです。

大したことはないという大したことのない重さですが、少しでも荷物を軽くしたい山登りでは負担に感じることもあります。

特に他の人がスマートフォンで撮った写真が素晴らしかったりするとガックリすることがあります。

今のスマートフォンのカメラは進化していますからね。

EM-1を本格的に山に持って行ったのは今回の西吾妻山が初めてでした。

梵天岩からの広々とした風景(上)や高山植物・コバイケイソウ(下)の写真を撮りました。

自分では良く撮れていると思うのですが、良い写真かどうかは分りません。良い写真かどうかは観た人にどれだけ感動を伝えられるか?で決まると思いますから、感動的なシーンを発見できる能力にかかっている部分が多いと思います。

ところで何故EM-1を山のパートナーに選んだか?というと次のような理由があります。

第1に軽いということです。フルサイズ一眼レフとなると更にペットボトル1本分位は重くなる可能性がありあす。重くなると携帯に不便なだけでなく、手持ち撮影ではぶれる可能性があるのではないでしょうか?フルサイズカメラは三脚をそえて、じっくり写真を撮る本当の写真愛好家向けのカメラなのでしょう。山が主、写真は従という私には使いこなせない気がします。

2番目は値段が手頃ということです。フルサイズの高級機種になるとEM-1の3倍くらいの値段がすると思います。ちょっと手が出ません。

3番目はEM-1は防塵防滴性能が優れているという点です。幸いなことに今回は雨に会いませんでしたが、山の上では天候の急変は日常茶飯事です。そんな時少々の雨や雪でも気にせずに済む(という評判)ということはありがたい話です。

スマートフォンやコンパクトデジカメで山の写真を撮っている仲間に「やっぱりEM-1は違うね」と言われる写真を撮ってみたいと思っているのですが、センスの問題が絡みますので、結構チャレンジングな目標だと思っています。

 

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名山に名湯・名瀑あり(1)~西吾妻山と白布温泉

2015年07月27日 | 

今まで色々な山に登った記録をブログに書いてきました。いつかその記録を本にまとめたいと考えています。

その切り口=タイトルを思いつきませんでしたが、先週白布温泉に泊まって西吾妻山に登った時「名山に名湯・名瀑あり」という言葉を思いつきました。日本の名山の麓にはほぼ温泉があります。そして山から流れ出た水は山麓で立派な滝を作ることが多いのです。

この温泉と滝の組み合わせこそ日本の山の特徴でしょう。機会があれば英文ブログも書いて外国人旅行者にも紹介したいと考えています。それが温泉の集客になにがしかの貢献ができるなら、お世話になった宿の人々に多少の恩返しができると思っています。

さてその第一段は「西吾妻山と白布温泉・西屋と白布大滝」です。

西吾妻山(2,035m)は深田久弥の「日本百名山」の一つです。山麓の天元台からロープウエイとリフトを乗り継いで、標高1850m地点まで高度を稼ぐことができるので、比較的登り易い山です。また西吾妻山まで登らずに、手前の湿原・大窪あたりまで往復して高山植物を観察する人も多く見かけました。色々な楽しみ方ができるのが西吾妻山の特徴でしょう。

西吾妻山登山のベースは白布温泉になります。白布温泉には何軒か宿屋がありますが、一番のお薦めは「日本秘湯を守る会」も推奨する西屋です。茅葺の屋根が残る古い温泉旅館ですが、床には籐のカーペットが敷き詰められ快適です。温泉は「滝の湯」という打たせ湯が名物です。宿泊料金は一泊二食で一人15,120円(ただし季節・料理により異なります)。若女将をはじめ従業員のきびきびした応対にも好感が持てます。

西屋から1,2分前の道を登る(ロープウエイの方に行く)と、白布大滝へ降る道があります。10分ほど急斜面を降ると目の前に大きな滝が現れます。

滝壺に近づくとミストが立ち込め、涼しさ一杯です。

まさに名湯・名瀑の組み合わせです。

7月26日には西吾妻山を往復しました。天元台ロープウエイはこの時期8時から運行開始ですが、西屋の美味しい朝食は7時半スタートなので、8時半にロープウエイに乗りました。ロープウエイ・リフトの往復乗車券は3,500円なのですが、西屋で貰った割引券を使うと3,000円になりました。

リフトの終点(標高1,853m)には9時半に到着。ここから「カモシカ台」を目指して登山開始です。

9時50分カモシカ台(1,940m)到着。露岩の上を風が吹き渡る気持ちの良い場所です。ここから大窪に下っていきます。

木道の歩きやすい道の先には池塘が見えます。またスカイラインには梵天岩が見えます。

大窪には色々な高山植物が咲いています。写真はコバイケイソウです。

イワカガミ(コイワカガミ?)も咲いています。

池塘の回りにはワタスゲが揺れていました。

大窪の西の端、梵天岩への登り口には水場があります。そこから梵天岩へは岩混じりの急登です。

11時5分 梵天岩(標高2,010m)到着。西吾妻山山頂は森の中で眺望がまったくないのですが、ここは眺望抜群です。

11時42分 西吾妻山頂上

12時10分梵天岩に戻る。昼食。

梵天岩からの眺望は抜群です。手前に池塘と湿原、スカイラインには中吾妻山等吾妻連峰の峰々が見えます。

この吾妻連峰ほど同じような高さの山が延々と続く茫洋とした山塊も珍しいでしょう。ちなみに吾妻は「四面寄棟つくりの屋根」を意味し、連峰の中の「家形山」に付けられた呼称と言われています。

大窪への降り斜面にギンリョウソウを見つけました。

私はこの植物の名前をギョリンソウと覚えていたのですが、植物に詳しそうな別のパーティのガイドさんが「ギンリョウソウ(銀竜草)」と言っていました。後でネットで調べてみるとギョリンソウ(銀竜草)と書いている写真もあり、何が正しいのか分りません。

13時53分 リフト最上部到着

14時58分 ロープウエイ天元台駅(下の駅)到着

天元台のリフトは遅いのでロープウエイ下の駅まで1時間かかりました。

西屋に立ち寄って温泉で汗を流し、タクシーを呼んで米沢駅に戻りました。路線バスは本数が少ないので人数がまとまっているとタクシー利用が良いでしょう。米沢駅までのタクシー料金は6,720円でした。

西吾妻山と白布温泉は「名山に名湯・名瀑あり」シリーズの最初を飾るに相応しいところでした。

 

 

 

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米沢の短い観光、上杉家廟所は外せないスポット

2015年07月27日 | ライフプランニングファイル

先週土曜日(7月25日)は、11時20分頃米沢駅に新幹線で米沢駅に到着。手配しておいたジャンボタクシーと普通のタクシー一台でまず昼食を食べに「上杉伯爵邸」に行きました。上杉伯爵邸のランチは一番安い「雪の膳」が2,160円。少し高い気もするのですが、立派な建物や内装の維持費を考えると妥当でしょう。

昼食後は隣の上杉神社と上杉博物館を巡りました。

上杉博物館の概観は広々として気持ちが良いです。

館内には上杉鷹山の映画上映(17分)やジオラマ展示がありました。

ただし11名のメンバーの中にはこれらの展示物にはあまり関心を示さず、ロビーでお茶を飲んでいる人もいました。

次にタクシーで「上杉家御廟所」へ。ここには上杉謙信公から12代斉定公までの位牌が祀られています。

案内の方の説明に熱がこもっていたこともあり、御廟所参拝にはメンバー全員が熱心でした。

杭の上でトンボが羽を休めていました。トンボは前にしか飛ばないので「勝ち虫」と呼ばれ、武家に喜ばれました。一代の英傑・上杉謙信公の御廟所の前で羽根を休めるトンボを見たのも何かの因縁でしょうか?

次にタクシーで酒造資料館「東光(とうこう)の酒蔵」を見学。入館料は310円ですが、皆さん見学の後の試飲で元を取ったのではないでしょうか?

人の背よりも高い五尺樽です。

酒蔵のレトロな雰囲気をだすためアートフィルター「レトロ」を使いました。

白黒モードも古色が出て良いです。3時半頃見学を終えて、タクシーで白布温泉に向かいました。

初めて米沢観光でしたが、上杉神社・上杉博物館・上杉家御廟所・東光の酒蔵を回って3時間もあれば十分だと思いました。もっとも博物館の見学を丁寧に行えばもう少し時間はかかるかもしれませんが。

なお印象深かったのは「御廟所」でした。代々の上杉家の藩主の御霊が祀られてきた場所というリアルさがインパクトを持っているのでしょう。最も米沢らしいスポットだと私は思いました。

 

 

 

 

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滝を撮る~低速シャッターの利用

2015年07月27日 | 写真

先週土曜日に某トレッキング同好会と西吾妻山の麓・白布温泉に泊まった。泊まった西屋から徒歩10分ほどで見学できるのが、白布大滝だ。

宿屋に戻ってあるメンバーから「滝の流れを糸を引いたように柔らかく表現する写真を撮りたいけれどどうすれば良いのか?」という質問があった。

 

答えは簡単シャッター速度を遅くするのである。上記の写真はシャッター速度1/6秒・絞り10・露出補正0.7で撮影した。このシャッター速度で撮ると水の流れを柔らかく表現することができる。

下の写真は高速シャッター1/1000を使った写真だ。

水の流れが止まって見える。

下の写真は滝壺に近い部分をアップしたものだ(スローシャッター)。

記録的な意味では滝の全景を撮るのが良いが、感動を伝える点では一部にフォーカスする方が面白いと思う。

なお構図上「日の丸弁当」的な写真は面白くないと言われているが、上の写真は典型的な日の丸弁当だ。

だがグループ旅行では、良いアングルを探して歩き回る時間はない。良い写真を撮ろうと思うと一人旅にでるしかないのだろう。

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