金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

当日紹介外来不可の壁?をなんとか乗り越える~日赤での話

2019年06月14日 | ライフプランニングファイル

今週初めからある症状に悩んでいた。それは突発的に起きる喀血である。この突発的な喀血は2,3年おきに起きることがある。前回起きた時日赤病院でかなり詳しく調べてもらったが、原因は特定できなかった。「おそらく昔肺の一部に、病気になり症状に気が付かないまま治ったところがあり、そのカサブタが取れたのでしょう」という説明で終わっていた。

過去の治療データが保存されているので日赤に行けば良いのだが、基本的に日赤は「初診」を受け付けない。前に受信した診療科でも継続治療を行っていないと「初診」とみなされるのである。

そこで地元の最近できた総合病院風に行きまず診察を受けた。その病院では上記のような日赤の診断結果を話したが、念の為に「胃カメラを飲んで消化器からの出血でないか確かめましょう」ということになり、まず胃の検査。胃の方はなんともないので肺の方に向かうのか?と思っていると「当病院では対応出来かねるかもしれませんので、紹介状を書きますから日赤に行ってください。できるだけ早い方が良いですよ」ということになった。それが昨日の夕刻の話。

昨日5時頃に帰宅しでは早速日赤に予約を、と電話しようと思うとなんと「他病院の紹介予約は正午から午後4時の間」となっている。

で今日正午過ぎに「本日の予約はできますか?」と電話すると「当日患者さんからの電話受付は行っていません。当日の予約は紹介元の医師の方からのみです」とつれない返事。そこで地元の病院に電話しお医者さんと話をした。お医者さんとはいっても昨日のお医者さんではない方が電話にでて「紹介診療で当日の受診希望の場合は窓口にいけば対応してくれますよ」という返事を返してきた。「他の医者が診察した患者のために電話するのが嫌なんだ」と思ったが、議論をしても始まらないので、日赤に出向くことにした。

診療受付の窓口でこれまでの経緯を手短に話しし、週末を前にして適切な処置と処方薬が欲しいと希望を言ったところ、しばらく待たされたが、受診することができた。もっとも医師の見立ては「古傷のカサブタが取れた」可能性が高いが、それ以外の可能性も考えてCTスキャンを取りましょうというものだった。ところがそのCTスキャンの実施日は2週間以上先の7月2日になった。なんとも時間のかかる話である。

日赤のような大きな総合病院が「高度急性期病院」としてのキャパシティを確保しておくため、初診外来を制限したり、安定期に入った患者を地域の病院に戻す「逆紹介」を行っていることは知っているし、そうすべきだと思う。

一方患者としては、喀血が命に別状を及ぼすかどうかは不明だが、血を見るのは気持ちの良いものではないので、一刻も早く止血薬が欲しいと思いやや強引な窓口交渉となった次第だ。

ところで話を聞くと私が最初にかかった総合病院風の病院でもCTスキャンは取れるししかも空いているのでもっと前に撮影できそうだった。

高度医療を地域の中核病院に集中する過程の中で「CT等で患者の画像を撮る」という作業と「患者の画像を見て病因を探る」という作業を分けて考えることはできないだろうか?分けて作業するともっと効率が上がると思うのだが・・・

 

コメント
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