金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

中央銀行のハト派的姿勢で米国株続伸

2019年06月07日 | 投資

昨日(6月6日)ダウは181ドル(0.7%)上昇。今週に入って2%以上上昇しているので、6週間ぶりに週ベースでプラスに転じる可能性が高い。

株価を押し上げたのは米連銀や欧州中央銀行のハト派的姿勢だった。欧州中銀は少なくとも2020年前半まで政策金利を変えないことを発表した。

米連銀について市場参加者は、2割が6月に政策金利の引き下げがあると予想し、7割は7月の引き下げを予想する。

連銀が関税小競り合いがどれほど景気の重しになっているかを判断する重要な指標が今日発表される雇用統計だ。5月の非農業雇用者数が市場予想を上回る大きな数字の場合は、連銀の政策金利引き下げは先送りということで失望売りがでるかもしれない。もっとも時間給の上昇度合いなどチェックするべき項目は色々あるのでそれ程単純ではないが。

米国・メキシコ間の国境問題は解決策には至っていないものの、交渉継続を市場は好感している。「売りの5月」は終わったが、今日の空模様と同じく相場は不透明である。

 

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