今朝の日経新聞に「高齢者向け新免許創設」という記事が出ていました。75歳位以上の高齢ドライバーを想定して、安全運転支援装置付きの車限定の免許制度を政府が作ろうとしているという話です。
私は昨年7月に車を買い替えました。このことはブログに書いています。75歳位まで車に乗るならこの際安全運転支援装置付きの車に買い換えておこうと判断したのです。
それから約1年。お陰様で緊急ブレーキなどの安全運転支援装置のお世話になることはありませんでした。だから安全運転支援装置が緊急時にどれ位役に立つのかは分かりません。ただACC(アダプティブクルーズコントロール)など高速道路での運転支援装置は大いにに活用しています。ACCとLKAS(レーンキープアシストシステム)を使った高速道路運転は楽なので購入時に想定しいた走行距離よりも随分ドライブを楽しむことになりました。
安全運転支援車への買い替えが正解だったと考えるのは、運転が楽になったことや万一の場合の安心感が高まったことだけではありません。今後の車のリセールバリューに大きな違いが出てくるのではないか?と考えるからです。安全運転支援車が増えてきてやがてデファクトスタンダードに近くなると、支援装置のない車とのリセールバリューは大きく開くでしょう。
カーディーラーさんもこれからはこのようなトークで安全運転支援車をセールスするから支援装置のない車のリセールバリューは下がると思いますよ。
ということで昨年の買い替えは正解だったと思うのですが、残念だったのはもう少しお金を弾んで「渋滞時追随機能付きのACC」にしなかったことです。ホンダの場合、フィットにはこの機能はなくシビッククラスを買わないと渋滞時追随はできないのです。
小さい車の方が取り回しが良いのでフィットを選んだ訳ですが、もう少し検討するべきだったと反省しています。
さて自動車メーカー毎に呼び名が異なる安全運転支援装置。使い勝手が違うのかどうかは乗り比べていないので分かりませんが、できれば揃えていって欲しいですね。というのはレンタカーでは日頃乗っていない車種の車に乗ることが多いからです。
ACCで高速道路を運転する車が増えてくると、坂道での意図せざるスピードダウンや無理な追い越しが減り、高速道路の車の流れが良くなると思います。車の流れが良くなると渋滞が少なくなり、運転時の疲労が少なくなることで事故発生の確率が下がります。また燃費も向上します。
ということで高齢者でなくても安全運転支援装置付きの車を積極的に利用するべきでしょう。「高齢者向け限定免許」には多少抵抗はありますが、安全運転支援装置付きの車がオートマ車のように一般的になると抵抗感はなくなると私は考えています。いささか勇み足ですが。