昨日(6月18日)米国株は躍進。ダウは350ポイント以上上昇した。
トランプ大統領がツイッターで「習近平主席と来週G20会合時に、対話する約束をした」と発表したことが好感された。
トップの対談の前に事務局ベースの交渉も予定さてている。ただし論点が摺り寄ってきているかどうかという点は疑問だ。
対話がないまま事態が進んでいくと、トランプ政権は中国からの輸入品3千億ドルについても追加関税をかけることになると述べている。
この新たな追加関税対象品の中には多くの最終消費財が含まれているので、これまでの関税よりも強い反対の声が上がっている。
トランプ政権としても、今回のトップ会談で具体的成果は得られなくても、交渉継続を材料に追加関税の先送りを視野に入れているのだろう。
WSJはラリー・クドロー大統領顧問の"You look at the rally, the stock market, I think the market says talk is better than no talk,"という言葉を紹介していた。
「株式市場の急反発を見たまえ。私は市場が対話がないよりは対話がある方が良いと言っていると思う」
そりゃ対話がないよりはあった方が良い。できれば中身のある対話の方がより良い。
だが現時点ではG20時のトップ会談でどこまで踏み込んだ話ができるかどうかは分からない。私の目では。