金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

コロナがディリーワークをプロジェクトに変えた

2020年07月02日 | うんちく・小ネタ

コロナウイルス騒動で色々なところで今まで経験していないような働き方や暮らし方をするようになった。

私は人が個人や集団で行う活動を大きくディリーワークとプロジェクトに分けて考えている。

ディリーワークというのはコンビニエンスストアで顧客に商品を売るような活動と考えて良い。

一方プロジェクトというのは特定の目的を達成するため期限付きで行うまったく同じな前例のない活動を考えて良い。

オリンピックの開催は最大級のプロジェクトであるし、個人の場合は結婚式などが最大級のプロジェクトと考えて良いだろう。

「コロナがディリーワークをプロジェクトに変えた」という意味は、毎日当たり前のように繰り返していた作業や活動がコロナウイルス感染拡大に伴い、大きな影響を受け、前例のない行動が求められるようになったという意味だ。

コロナとプロジェクトを結びつけたのは次のことを言いたかったからだ。

プロジェクトマネジメントの本によるとプロジェクトの成否のカギを握るのはコミュニケーションである。またコミュニケーションのまずさによって、プロジェクトに投下する資金の56%が無駄になっているともいう。

国や地方公共団体が行っているコロナ対策は当然プロジェクトであり、個々の会社や家族あるいは個人が行うコロナ感染防止対策もまたプロジェクトである。

ということであれば、コロナウイルス感染拡大防止対策の大きなポイントはコミュニケーションといって良さそうだが、国や地方自治体、企業と従業員などのコミュニケーションに問題はないだろうか?

風通しは良いのだろうか?とふと感じる時がある。

そしてふとピーター・ドラッカーの次の言葉を思い出した。

「コミュニケーションで最も大切なのは、語られないことに耳を傾けることだ」

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ゼロエミポイント、ちゃんと貰えるんだ

2020年07月02日 | うんちく・小ネタ

世の中ポイント時代である。

国はマイナンバーカードの普及のためにマイナポイントを付与する。

東京都は省エネ推進のためにゼロエミポイントを付与する。

5月末に10年以上使っていた冷蔵庫を買い替えた。

501リットル以上の冷蔵庫なので最高ポイントの21,000ポイント(21,000円相当)をもらう権利が発生した。

権利を実現するには本人確認書類、設置場所がわかる書類コピーなど数点の必要書類を添付して都に申請する必要がある。受付期間は2019年10月から21年3月末までだが、予算がなくなり次第終了するとある。

申し込んでから1カ月位経過したが何の連絡もないので窓口に電話してみた。

タライ回しにされるのではないか?と懸念していたが簡単に電話がつながり、照会事項はテキパキと処理された。これは申請書に記入した電話番号をユニークとしてデータベースが整理されいるから迅速な対応ができるのだ。

電話口の回答は「既に審査は終了し、今月中旬にはポイントが発送されます」ということだった。

個人を特定するユニーク番号として電話番号は使い勝手が良い。固定電話の場合は個人に一つではなく家族で一つという問題はあるが、ゼロエミポイントの申請などの場合はこれで良いだろう。

アルファベットは電話では聞き間違いを起こす可能性があるが数字を聞き間違える可能性は低い。

なお理想をいうと携帯電話番号をユニークとして使う方が更によい。こちらは個人対応だし、ショートメッセージを発信することができる。

これから地方公共団体など公的機関でもポイントを使うことが増えるだろう。

事務処理や照会対応を考えてシステム(コンピューターシステムというより仕組みそのもの)を考える必要があり、その時何を個人と特定するユニーク番号にするか?は重要なポイントになる。

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マイナポイント、上乗せポイントでWAONを選択

2020年07月02日 | うんちく・小ネタ

昨日(7月1日)からマイナポイントの申し込み(決済業者の決定)が始まっている。

マイナポイントは、9月から来年3月までの間に電子マネーなどでキャッシュレスで買い物やチャージを行えば利用金額の25%上限5千円まで政府が補助を行う仕組みである。

電子マネー会社やクレジットカード会社は申し込みを自社に誘導するため独自に上乗せポイントを付与している。

たとえばNTTドコモの「d払い」は500円相当の上乗せを行い、Suicaは1,000円相当の上乗せを行っている。

決済業者の使い勝手に大きな差がなければマイナポイントと連動する上乗せポイントが大きい業者を選択するのが良いに決まっている。

私はイオンのキャッシュレスカードWAONを選択した。これはマイナポイント対象期間中にWAONにチャージした金額の10%最大2000円相当分までポイントを上乗せするというものだ。ざっとみたところではWAONの上乗せ額はトップクラスだった。

簡単にいうと対象期間中にWAONにチャージすると35%相当のポイントが付与されるというものだ。

なおマイナポイントには予算の上限がある。具体的には4千万人分2千億円が上限だ。現在のマイナンバーカードの発行枚数は約1900万人分なので、息せき切って申し込まなくても大丈夫だろう。

ただし、である。以前にこのブログで書いたがマイナポイント申し込みはそれ程簡単ではない。ワイフは昨日一人でマイナポイント申し込みに挑戦したが、iPhoneのバージョンが古くてマイナンバーカードを読み取ることができなかった。

明日にでもカードリーダーを使ってPCから申し込む方法で再挑戦することになると思うが、ブラウザを日頃使わないMicrosoft Exploreに切り替えるなど細かいお作法があるのだ。

煩わしさの余りマイナポイント取得を断念する人も出るのではないか?と私は考えている。事実ワイフも「貰ったところで5千円だから止めようかしら?」と言っていた。「ヘルプする」と言って説得したが・・・・

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