OneNoteは、Microsoftが提供している、あらゆるデジタルデータをまとめて保存することができるアプリケーションだ。
便利なツールだが、私はこれまであまり使っていなかった。理由はOneNoteよりも先にスタートした同様のアプリ・Evernoteを長く愛用してきたからだ。そもそもOneNoteはEvernoteの対抗商品としてMicrosoftが投入したものだ。
OneNoteが実力をつけてきた時点で、EvernoteからOneNoteへの乗り換える手もあったかもしれないが、面倒なことに加えてEvernoteのスキャン機能が便利なので私はEvernoteにとどまっている。Evernoteのスキャン機能というのは、富士通のScansnapとEvernoteが提携してEvernote版のスキャナーを提供しているものだが、これが雑誌などの取り込みに中々便利なのだ。
一方OneNoteの優れている点は、複数のホームページをコピーして小冊子風の資料を簡単に作ることができることだ。
下の写真は奥多摩の一ノ瀬キャンプ場に泊まって近隣の山や名所を歩こうという企画の資料をOneNoteを使ってまとめているもので、「計画案(テキスト)」や「資料(ウエッブページ)」で構成される。
これらをまとめてセクション単位(この場合は複数のページを「一ノ瀬キャンプ場」というセクションにぶら下げている)でPDFに印刷するとメールで配信したり、SNSで共有するのに便利だ。
ウエッブページの必要箇所を切り抜いてOneNoteに転送するのは簡単だ。
OneNote for Windows10を立ち上げておいて、Windowsの「切り取り機能」を使って切り取りたい部分を選択する。メニューバーの右にある共有ボタンをクリックしてOneNote for Windowsを選択すると良い。
ということでWebページなどを束ねて資料を作っていく上ではOneNoteに軍配があがりそうだ。
ただしEvernoteにはEvernoteの良いところもあるので、しばらくは2つのアプリが私のPC上では併存しそうである。